子供にスマホを買ってやった。

 

彼の高校ではスマホは禁止でした。

で、卒業したら

早速

 

「スマホ買って！」

 

であります。

当節、当たり前でしょうから

否決する理由はなく

彼がいるのも数日ですから

 

「はいはい」

 

とドコモの各店舗に予約を入れようと、

それがドコモ、

いえ何処も満杯。

 

一箇所だけ数日後に予約が取れました。

時間通りに店舗に行き

時間通りに購入を始めましたが

彼は当世珍しく

なぜかアンドロイド、

Xペリアの最新型を選んだのです。

 

「はて？iPhoneは？」

「iPhoneは論外」

 

理由を聞きますと

 

「みんな持ってるじゃん」

「iPhoneが売れまくっているのは日本だけだよ」

 

と、好みよりも

彼なりの抵抗なのでしょう。

 

ところで、そのXペリア。

アンドロイドについては

知識不足でありましたが

充電のコンセントが以前とは丸で違う。

コードを差し込む穴が楕円形で

上下の区別がありません。

よってUSB経由で充電用のコードを買うか

充電器ごと買うか

二者選択を迫られます。

 

どうせなら

と彼は充電器ごとを選びまして

また私が散財したのでありますが

機種変更にしては結構短時間で済みました。

 

で、今まで彼が貯めていた音楽が

iTuneとウォークマン両方ありまして

ウォークマンはXペリアに即移す事が可能です。

で、私の職場に行ったのですが

そこで

 

「あれ〜〜」

 

となったのです。

つまり

PCとスマホが繋げない。

充電器だけ買っても

 

PCとシンクロさせる事ができない。

 

（も一回）

「つまり」

充電器とコードは

両方買わねばいけないのです。

 

で、慌てて買いに行くのですが

そこで一悶着。

機種変更した店と違う職場の近所の

 

以前書いたことのあるドコモショップ。

 

料金の見直しとか

機種変更ではありませんから

予約の何も要りませんよね。

 

で、速攻行きましたとも。

商品棚をジッと二人で探しますと

ありましたがな。

 

「あっあった」

 

そこへ法被を着たおにーさんが

ヌッと

「何かお探しで？」

と私の斜め後方から

これまた上半身を斜めにヌッと上げながら

私の顔を覗き込まれました。

 

「ワッ！」

 

そら驚きますがな。

 

とまぁそれは良いとして

彼に用途を確認して

お代を渡します。

消費税込みで１１３４円。

で、一万と２００円渡しますと

一旦カウンターに引っ込み

なぜかアンケート用紙を持って来ました。

名前と電話番号を書かされます。

なんで汎用品買うのに要るのかしら？

と不思議に思いつつも書きまして

今度は待てど暮らせど

商品とお釣りが来ない。

 

本当に二人とも立っているのが

辛いほど待っても来ません。

あまりの遅さに遂にキレまして

カウンターに行きますと

これまた怒りに油を注ぐ言動が。

 

まだお金と商品が

そのままカウンターにあるではありませんか。

目の前の出納担当の女性に

 

「これ〜？」

 

と指さしますと

 

「あ〜すいませんすぐに」

 

と言いつつ背後を振り返り

 

「現金入りま〜す」

 

と告げるではありませんか。

キレましたよ。

 

「あのさぁコード一本買うのにどんだけ！？」

「すいませんすいません」

 

で、慌てて袋に入れようとするのを

 

「いらないから早くブツとお釣り頂戴！」

「ここにご署名を」

「アホか！どれだけ人の時間盗むんや？」

 

と大人気なくマジで返しました。

 

コード一本だぞ。

ハイブランドショップとちゃうぞ。

あっちはこんだけ待たせるなら

ソファに飲み物が出るぞ。

お釣りくれる時も

キレーなネーチャンが膝ついて

トレイで渡してくれるぞ！

 

呆れかえって踵を返し

無駄にした時間を取り返そうと

頑張ったのですが

結局時間切れ。

 

考えたんだけどさ

あそこの店員さんて

勿論、本職さんもいるとは思うのよ。

でもほとんどが派遣でしょ。

今盛んに論議されている

 

働き方改革。

 

そこ観点から言えば

職種にもよるけど

時給制はダメよ。

 

今回は販売した物より

高い時給になったはず。

たかだか千円の物買うのに

一時間はないでしょう。

 

愛想は良いけど

思いっきり手際が悪いその店は

かの文豪

夏目金之助さんの銅像が

ワザとらしく立ってる近所です。