スタバのメールから始まった「純国産」を考える。

スタバから季節限定のお知らせメールが良く入る。

 

何がどう季節限定なのかわからないオッさんには

ちと不向きなお知らせである。

 

が「限定」に弱い私としては

「フムフム」と飲み物、食べ物ではなく

タンブラーやポッドに目が行く。

今使っているものが老朽化して

よく「お漏らし」をする。

ステンレスのアレである。

で、

「手頃なのが限定であるのなら」

と探すのであるが

そこで気がついたことが一つ。

 

製造国がほとんど隣の国である。

で、結構なお値段。

つまりスタバ本体の利益が大きいのであろう。

じゃなかったら

何もアソコで作る必要がないのだから。

 

話変わって

 

現在、巷ではMade in Japanを探すのに苦労する。

 

ではなぜMade in Japanにこだわるのか?

まず国内生産による内需を考える。

その次にジャパンクオリティ。

それは私の中ではまだ健在である。

 

それがチト怪しくなった現在を嘆く。

今年に入って

「エッ この会社が?」

と驚く事案が多い。

古くは

サンヨー、シャープの競争力喪失に始まり

タカタ、東芝、日産の不始末

重工業のジャパンクオリティの代表格

神戸製鋼の鉄とアルミの品質の不正。

今度は富士重工業の不正が発覚した。

本当に嘆くのである。

 

極論から言えば

一定の品質は担保してあるのであるから

実用上は問題はない。

だってさ

日産車にしてもスバルにしても

実際の走行には全く支障ないんでしょ。

それだったら言わしてもらうけど

以前イタリア車に乗ってた時は

そらひどかったですよ。

ありゃ「出荷検査」以前の問題でしょう。

 

しかし「紙」と現物の数字が違っていた。

これは「日本製」としては今までに

断じてなかったことである。

それゆえMade in Japanは

 

「世界のスタンダード」

 

の地位を安ぜられていたのである。

その兆候は以前からあった。

 

「サイレントチェンジ」

 

我が国の企業が安価な工場労働力を求め

他国に進出したのは随分以前になるが

そのツケが最近じわじわと回って来ている。

 

確かに日本メーカーの名を冠しているが

製造は他国。

その結果品質が保てず

数年を経て散々な品質となっている。

 

その感覚のズレに慣れ麻痺した結果は

知らぬ間に予定されていたのである。

またそれを良しとしていた

企業体質も変節していたのであろう。

 

現在の主だった社会の経済、個人消費を

引っ張る製品のほとんどはIT

それもPC スマホもそうだが

「理系電気」系統が主流。

 

しかしあのAppleですら

確かに設計は米国であるが

その部品から製造まで

東アジアに集中している。

 

我が国を代表するソニーはどうか?

これまた国内産ではない。

 

その現実を見たとき

「なんだかなぁ」

と思うのは私だけであろうか。

 

元々この手の製品は我が国の

「お家芸」だったはず。

 

んじゃ意地でもMade in Japanを使う。

 

そう決めて探すが

これが大変難しい。

試しに身の回りを調べて見るがいい。

 

と、探して見たらあった。

スマホは富士通さんが純国産。

ノートはパナソニックさんが

国産の神戸製。

ホームページにわざわざ謳うのだから

違いとプライドを持っているのであろう。

 

そろそろ時流に乗るスタイルを捨て

 

「信念」で物を使う。

 

そんな生活をして見たく思うのである。

 

てなこと考えていたら

「トランプさんと一緒じゃん」

と苦笑い。

 

アイキャッチ、画像はスタバさん

富士通さんパナソニックさんのものです。