真っ当な大人なら「約束」は守る。
なぜか?
守らねば目に見えぬ形で我が身に
後に降りかかる。
これも約束の一種だが
まず金融機関との約束。
事業資金、設備投資、等々
住宅ローンも。
これらを約定通り守らねばどうなるか?
これはハッキリしている。
「期限の権利の喪失」
つまり分割で払うことができなくなる。
一括返済を迫られ
それがならぬ場合
担保を強制的に差し押さえられ
もしくは
保証人の方がその肩代わりをして
苦しむこととなる。
そして2度と金融機関は相手にしてくれない。
これは何も金融機関に限ったことではない。
一般的な人付き合いにおいて
約束を反故にすると
初めは、
もしくは不可抗力は別として
繰り返すと
よっぽど相手が
「人の良い」
もしくは
「心の広い」
もしくは
「アホ」
ではない限り
まず誰も誘ってくれなくなるし
呼ばれることもなくなる。
有り体に言えば
「信用がなくなる」。
信用がなくなった「大人」は惨めである。
なぜなら
その後ろに控えし家族まで
同じ目で見られることとなる。
それを意に介さないから
約束を守らない人であり
そんな人と関わらぬことが最良である。
話は逸れるが
現代生活に欠かせないスマホ。
この使用料金を一度でも延滞
もしくは払わなかったとしよう。
するとどうなるか?
次に機種交換しようとしても
分割での機種交換はできない。
まぁケータイごときと皆さん軽く考える。
現金で買えば済むことであり
問題ない。
と、思いきや
ちゃんと収入があり
それなりの生活をしていた方が
家、車を買おうと
ローンを申し込んだ。
すると
「却下」。
当然腑に落ちない。
だか
しかし
ここからが現代のIT社会の恐ろしさ。
スマホの延滞記録が信用照会会社を通じて
あまねく金融機関とつながっているのである。
つまり、その方の
「金融事故」を起こした履歴が
ちゃんと記録されているのである。
方や数千円の延滞。
方や数千万の融資申込み。
全然釣り合いは取れぬが
「信用」とはそう言うものである。
これが国同士だとどうなるか?
条約を国同士が結ぶ。
お互いの時の責任者が
国を代表して署名する。
それが履行されない
もしくは反故にされる。
これは歴史を見れば明らかであるし
またそうなっても仕方がないのであるが
武力を持って決着をつけられても
「正義」は当然
国際社会が認めてくれる。
理由は問うまでもない。
いやしくも「国」同士の約束である。
それを破る、
反故にする。
条約。
これは長い人類の歴史とともにあり
営々と試行錯誤を繰り返し
もしく血を持って学び
「常識」として「外交」となっている。
それを破られる。
しかし破られた側は
何度同じ目に遭いながらも
何も方策を講じない。
つまり
「人の良い」
いや
「心の広い」
いや
この場合
単なる
「アホ」
である。
どうも最近我が国が「アホ」に見えて
仕方がないのだが。。
と、ニュースを観ながら感じた正月。