「ゆりかごから墓場まで」を雛形にした制度の破綻は約束されていた。

ゆりかごから墓場まで。

 

これは私が幼少のみぎり英国の社会福祉政策を表す代表的、かつ模範的な言葉でありました。

実に甘い響きであります。

時の労働党の戦後の政策の一環です。
「我が国もああならねばならない」
と各国こぞって真似したのであります。
うちの国も含めて。

 

現在、我が国の国民には等しく与えられた権利として、代表的な例で言いますと、医療費の負担が減免、免除される健康保険制度と年金があります。

 

で、「総本家」英国はどうなったかと言えば

とっくの昔にその制度は破綻していたのであります。

 

そらそうよね。

経済絶好調の右肩上がりで税収が永遠に増え続ける訳ないですもの。

年金制度にしても鼠算式に人口が増えなければ維持できない。

 

で、総本家は国が「英国病」を発症し、大胆なオペをしなきゃならない羽目になった。
これは保険適用外ですから相当な痛みを伴ったかと。

 

うちの国でもまず年金制度が破綻が予見されたのでありますよ。
だって、人口ジャンジャン減ってるじゃん。
で、機構を新たに設け改革に乗り出したのであります。

 

それが数年前。
ちと遅きに失した感は否めないけど、対策は始めたのよね。

 

が、これがまた、どうも塩梅が良くない。
近未来、大胆な事しないと
「私は年金をもらえない」
が現実味を帯びて来つつあるのです。

 

うちの国は先進国と呼ばれていますが、元祖先進国の有様を「他山の石」に速攻できなかった点では後進国?

 

で、元祖先進国が何に今悩んでいるのかを拝見しますと、世界情勢から見た移民、物騒な出来事。

 

「うちは島国だから」

 

とタカをくくっていては、またまた「二の舞踏んじまうのでは」と由緒正しいペイペイの私ですら考えるのであります。

 

てぇのがね
私がこれまた幼少のみぎりには英国のおまわりさんは武器を携帯していないと教わった。

 

現在はどうでしょ。
元祖でも物騒な物抱えたおまわりさんが至る所にいらっしゃる。

 

世界的に物騒になりつつあったある日、渡航先の空港でヘッケラー コッホ抱えた二人組のおまわりさんがうろつきまわるのに出くわした。

 

その時ビックリはしたのだけど、自身が平和ボケしていたのに気がつかなかったのは私も同罪ですな。

 

昨日NHKの番組「サンデーディベート」を観ていましたが、いや実に我が国は「まだ」平和であります。

 

なんてねw。

 

アイキャッチはCNNさんのものです。

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