キャンプの醍醐味は外、家なる建物の外で
「食う」「寝る」
それに限られてはいますが自然を楽しむ。
等であります。
それは河原でバーベキューして
そのままそこに泊まる。
の延長と似ています。
ですから子供は環境が違うところで
それらを行う事が楽しい。
それが為にオートキャンプ場がありまして
水場とトイレはしっかり確保されております。
では大人がどこにキャンプの良さを
見出すかと考えますと
まずは子供を喜ばせる。
これは第一ですね。
それから大人の事情で
装備の見せびらかし。
オートキャンプの装備には
やっぱりヒエラルキーがありまして
それを盛大におっ広げる。
その装備集めが趣味になった方も
キャンプ場では多数お見かけします。
それからお仲間の大人同士で
夜の「飲み会」。
勿論キャンプ用品には種類がありまして
本格的な登山装備としての
キャンプ用品はオートキャンプのそれとは
桁違いに高額となります。
当然それ専用のメーカーもあります。
それをオートキャンプ場に持ち込むのは
「野暮」と申せましょう。
最近はめっきりキャンプ用品メーカーの
HPを眺めることはなくなりましたが
これを書き始めて改めて拝見しますと
その様変わりに驚くのであります。
どこもかしこも製品が
皆「洗練」されています。
ブームなのでしょう。
その「流れ」が。
そしてそれをさらに推し進めると
「グランピングキャンプ」
となる訳であります。
まず装備が要らない。
設営も必要ない。
食事の心配もなく
自ら料理する事なく美味しい。
そして自然なり景観を楽しめる立地。
快適を通り越して豪華であること。
「寝袋」などもっての外。
必須として利用料金が「高額」であること。
これが何やらブームになっているらしい。
ザッと検索かけただけで
結構な数がヒットします。
でもこれって
帝国主義時代の植民地とか
西欧のお金持ちが
アフリカやら未開の地に
現地の人雇って大掛かりに家具を持ち込み
これまたシェフに料理させて
それを優雅にいただき
夜は天蓋付きのベッドでお眠りになる。
その大衆版に思えてきます。
そう考えますと
結構歴史は古い。
数十年前のヴィトンのカタログを眺めますと
まず引き出し付きの大きなトランクが
当時でもとんでもない値段で飾っています。
最近はトンとお見かけしませんが
多分今でも売っていると思います。
あれにはローラーついていませんから
当然ポーターさんが運ぶのでしょう。
それが国内で手軽に楽しめる。
キャンプにも各種あります。
家族のオートキャンプ
登頂が目的の手段としてのキャンプ
おっさん
おっさんじゃなくても
ちょいと一人になりたい時に
また気の合う友人数人で楽しむ
息抜きのキャンプ。
そのバリエーションが増えたのは
喜ばしいことではあります。