やっぱり東京は大きい。会議後目眩すら覚えた夜の帰り道。

一昨日、新宿に

友人とその会社の社長さんと約束がありお邪魔した。

滅多に新宿には行かないのであるが

この場合仕方がない。

 

父から聞いていた大昔の新宿、池袋は

戦が終わって焼け野原の中に闇市だらけだったそうな。

それでも両地の違いは時間を経るに従い

全く別種のものに変化した様だ。

 

当時の新宿はゴールデン街を除き

一面焼け野原で

土地の所有権もヘチマも

あったものではなかったらしい。

そこに闇市、その他の方たちが

住み着き、やがて定住。

それがじきに権利と変化し

後の所有者となった経緯の土地が沢山あるそうな。

 

一昨日お会いした会社の社長さんも

同じことを言われていた。

 

発端は東口すぐにあるビルの所有者の

私の友人の話題からであった。

その友人は東口界隈に数棟ビルを持っているが

私は新宿駅付近の不動産価値を知らなかった。

驚かれた社長さんが色々お話下さったのである故である。

 

勿論、肝心のお話も難しくはあったが

地域性もあるのか

その意識の違い、

また私の知識の不足を思いっきり痛感した。

高校野球が大リーグに編入された。

そんな気分のまま

「その気」を喚起頂く事は

何事にも代え難く

誠にありがたいのである。

 

が、

と、言うか

良くとまでは行かないまでも

年に数度は上京しているのであるが

上っ面だけで

何が東京たらしめているのか

丸でわかったいなかった。

 

今回のお話し合いで

あまりの自分の知識不足

現状の認識、

それに普段我々が享受しているものを支え

普通に使えるシステムのあまりの巨大さ

圧倒的な力に驚きを通り越したものが

そこにある現実に暫し呆然となった。

 

日本はおろか、世界規模で進んでいる

「革新」「進歩」

を目の当たりにして

ただただ聞く側に回っていた自分がいた。

そこには「地方」と言い訳は通用しない。

 

実感はなかったMicrosoftのネットワークは

世界第2位。

1位は米国政府である。

そのネットワーク、システムを

あらゆる分野に組み込まざるを得ず

もう手のつけようがない

巨大なものになっている現実。

そして

そのMicrosoftとの契約書を

見せてもらった時のその驚き。

さらに

その現実が我が身に降りかかって来た戸惑い。

 

辞してすっかり夜になっていたが

駅に向かう道すがら

今度は我が地方との街並みに現れる

圧倒的な経済力の差。

 

話を聞いた直後のせいだろうか。

昔暮らしていた、この地が全く別物に見え

目眩すら覚えた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です