昨日、竹田和夫さんの事を書いて
予約投稿し終えたら
アップルストアから
注文していた物が届きました。
私の注文ではありません。
某新聞社の友人に頼まれていたのです。
モロ「マスコミ」ですが
何故かアナログの部分多し。
アップルストアの登録もしていない。
先日お邪魔した時に
「じゃ俺のスマホから注文してやるわ。」
となり
速攻、中一日送料無料で届きました。
そちら方面に用事があり
ついでに届けてあげたのですが
そこで
「確か鮎川さんの話、してたよね。」
シーナ&ロケッツの鮎川誠さんの事です。
博多のサンハウス時代の事を話した事が
確かにありました。
「これ、今度うちから出たから。」
と一冊の本をくれました。
「シーナの夢 鮎川誠」
サブタイトルは
「若松、博多、東京、HAPPY HOUSE」
鮎川誠さんの奥様
ロックバンド
シーナ&ロケッツのシーナこと
悦子さんは昨年の2月
バレンタインデーに癌で旅立たれました。
サンハウス時代に知り合われ
彼女をボーカルに据え
本当に彼女の命がついえる迄
バンドを続けて来られた。
彼女への想いが綴られた一冊。
ホウホウ。
パラパラとめくりますと
懐かしい画像が。
礼を言い
その夜、寝床で読み始めますと
黄ばんでいた写真がデジタル加工する様に
記憶が蘇ってきます。
このメガネ、良く覚えています。
鮎川誠さん。
マコちゃんは
現役バリバリのロックギタリスト。
ガキだった私に
初めてモノホンのロックギターを
「生」で聞かせてくれた方です。
目の前でガーン!と。
彼は現在、下北在住で長いのですが
今だに九州弁、
には数ありますが
久留米弁、筑豊弁が抜けません。
当時からひどかったのですけどね。
それが朴訥とした語り口と相まって
独特の雰囲気があります。
読みながら
「こりゃ九州人じゃなきゃ読めねぇな。」
と。
しかし、九州弁がわかる人
しかも同年代でロックにハマった方なら
これほど懐かしく暖かい
しかもコアなものはないでしょう。
色々なロック世界のコアな話が
さりげなく出てきます。
その全てとは言いませんが
ほとんどは彼女と共にあった。
口述の書き起こしですから
全て「会話」である前提で
読んでいますと
全編、文字から彼の声が聞こえて来る。
長編ではありませんから
すぐ読み終わりますが
彼と会話している気分が残る
不思議な本でありました。
彼女はいませんが
現在も「シーナ&ロケッツ」で
サンハウスのベースだった奈良さん達と
各地でプレイされてます。
しかし驚きました。
あの当時おろしたレスポール
今も使っているのですね。
塗装ボロボロじゃん。
「最初に好きになったもんでぶっ飛ばすぜ。」
言葉通りですな。
彼もまた当地に是非「着陸」して頂きたい。