熊本地震で家の耐用年数とご近所の問題を考えてみた。

庶民としては

「家は一生に一度建てるか建てないか。」

の買い物だと思っています。

由緒正しいペイペイの私としては。

 

それが「マンション」

「アパート」「フラット」

国によって異なる呼び方の

集合住宅でも良いのですが

長い長いローンを組んで求めるのが

「普通」ですね。

25年?30年?

長いですよね。

 

戸建と集合住宅。

それぞれに長所短所があります。

 

二つ共通するものがあるとするなら

一つは

「ご近所さんがが変わらない。」

でしょうか。

 

近隣の方も同じく長いローンを組んでの

「憧れの我が家」でありますから

隣近所と万が一、折り合いが悪くなっても

「はい じゃ引っ越しましょう。」

とは行かない。

 

「いつもニコニコ現金払い」

のお金持ちは別ですが。

 

私も以前経験しましたが

近隣には、大方一軒は

「煮ても焼いても食えない」

方がおいでです。

 

人間はおかしなもので

一度忌避すると

「とことん」なのですね。

以心伝心。

お相手にもそれが通じる様で

「お互いに」

となります。

 

もう一つが

建物の劣化です。

 

これも経験しましたが

戸建ですと外壁の塗り直しが

約10年で参ります。

 

その度にご近所さんに「下げもの」

ぶら下げて挨拶まわり。

そして足場を組み

前を行く人に会う度に

「ご迷惑かけます〜ぅ」

と頭をさげる。

 

さらに時期に応じた改装もありました。

私の場合

子供が生まれましたので

大きく改装したのを覚えています。

これは望んでやった事ですね。

それまでは大型犬と夫婦でしたから。

 

でもおかしなもので

建物の耐久性とローンの長さの

整合性が取れない場合が

多々ある様に思います。

 

幸い我が家は

建物の工法、材質にこだわりましたので

結構な年月住んでいても左程、

見栄え、不都合は起きませんでした。

 

が、同じ時期に建てられたご近所さん

「結構キテるよね。」

のお家もありました。

 

それでもローンは続きます。

 

同じ事が集合住宅にも言えます。

外見は鉄筋コンクリートで

バリッとしていますが

100年は保たないでしょう。

稀に同潤会アパートの様な

例もありはしますが。

 

公共施設でも50年も経つと

「老朽化が激しくて」

との表現になります。

勿論耐震性の問題などあるのでしょうけど。

 

しかし

「ちょっと待って下さいよ。」

と言いたい。

やっとローン払い終わって

実質的な我が家になったと思ったら

もうすぐそこに「老朽化」の文字。

 

数学者の藤原さんでしたか

間違えていたらごめんなさい。

彼が英国で暮らしていた頃

同僚に

 

「我が家も古くなって来たから

そろそろ改築しなきゃいけない。」

 

同僚

「建ててどれくらいだ?」

 

「もう25年になる。」

 

翌日職場で

「あいつは気が狂った。

25年しか経っていない新築の家を

壊そうとしている。」

 

のくだりがありました。

25年でも「新築」。

 

思うに我が国の「箱物」は

おしなべて耐用年数が短かすぎる。

 

そんな問題

それにご近所の問題

それが一気に噴き出したのが

今回の震災との印象があります。

 

身近に起きたお話しの続きは、また明日。

なんとなれば

築間もない、当地では高額な部類の

「マンション」にお邪魔して来たのです。

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