大昔、漫画雑誌ビックコミックの連載物です。
「三丁目の夕日 夕焼けの歌」
作者は、西岸良平さん。
小学館でしたか。
リアルタイムで読めなかったので
単行本で読みふけりました。
連載中は少しタイトルが違っていた気がします。
見事に「昭和」です。
戦後すぐから高度成長期の始まりまで。
中でも「東京タワー」はその象徴的存在。
この本の良い点は
一話づつの完結である事。
どこから読んでも良いのです。
深く考え込まなくても良い物語ばかりである事。
私の子供時代より上になりますが
まだその余韻はありました。
ですから読むたびに
ホノボノとした気持ちにさせてくれます。
子供の気持ちをズバリ描いてあって
ちょっと気恥ずかしかったり
まれに大人の世界も切なく
しかし後味良く読ませてくれました。
映画化もされましたね。
また映画
「東京タワー 、オカンとボクと、時々、オトン」
と重なる部分もあります。
東京タワーは私ども世代には
一種特殊な感情を与えてくれます。
あれは当時の私どもにとって
「東京」そのものでした。
そして、その存在は誇らしかった。
今見ても美しいですよね。
子供会の行事で
東京タワーに行った事を思い出します。
その行事とは階段での競争。
結構、競争となるときつかったですよ。
で、登りきった展望所で
参加賞の東京タワー印のノートと鉛筆を頂きました。
この本はアマゾンでもオークションでも買えると思います。
ぜひ一読を。