長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産。
が、その名称だそうだ。
一瞥ではその意味が良くわからない。
私はね。
で、よ〜く考えると
「ふ〜む」
と唸る。
隠れキリシタンと潜伏キリシタン。
その違いは
別に機会に譲るとして
今日は「世界遺産」の話。
そりゃ昔は
「ヘェ〜世界遺産ですと!」
と、ありがたがったが
最近はその数が増えて
「えっ これも世界遺産なの?」
てぇのが増えつつあります。
我が県の今回のこれも実は同様。
我が県には天草と言う地方があります。
この地は橋が架けられ
地続きになるまで
まごう事なき「島」でありました。
それは昭和の御代まで続きまして
そして皆さんもそうかと想像しますが
実際わたしゃこちらに来るまでは
長崎県だとばかり思い込んでいたのですよ。
まぁそれはともかく
キリシタンにゆかりがあるんじゃ?
とは思っていましたよ。
天草四郎時貞
そう天草島原の乱。
有名ですものね。
も、ともかく
天草に指定されそうな建造物があるか?
と問われると
「はて?」
となるのは皆さまとご同様。
実際、無いのよね。
一つあるとすれば
一度だけ行った事
いや通過したことがある
崎津と言う場所にある教会。
山に三方を囲まれた
ひっそりとした入江の奥の小さな漁港に
不思議に微塵も違和感を感じさせぬ
密やかな木造の尖塔。
生活と共にある小さな信仰の証。
「お〜!」
勝手に苦難とひたむきな生活と
これまた勝手に歴史ロマンを
創り上げさせるその町並み。
が、と思いきや
ほとんどの住人は
信者さんじゃありませんけどね。
で、話戻して
しかし
世界遺産の建造物となると
こりゃチト無理がある。
だって東大寺とかさ
世界的な建造物と比較すると
「誰が見ても」
ですよね。
比較する方が無茶ですもの。
で、長崎県と共同戦線を張り
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
であります。
これ観て回るとなると
スタンプラリーになっちゃう。
長崎県の信徒の集落とか
市内の大浦天主堂まで含まれるのですから。
そこまでして世界遺産になりたいかなぁ?
つかね
最近の世界遺産
文化遺産ね、
ちと乱発し過ぎじゃん?
数年前指定受ける前の
群馬県は富岡にある
富岡製糸工場に行ったけど
後から指定受けたと聞いて
「あそこが?」
と首を傾げたものでしたのよ。
それがさ
当地の北部にある「万田坑」
炭鉱の跡地ね。
とか、綺麗に整備終わった後の
三角西港が指定受けたと知って
「もうこれは(笑)」
なのですよ。
三角西港はこじんまりとカフェもあり
確かに和みに行くには最適。
好きですよ、私は。
しかしこれが世界遺産?
とか
万田坑と言われてもねぇ。
観光客目当てなのでしょうけど
チト力不足は否めませんな。
富岡製糸工場ですら国宝や重文の宝庫。
いやマジで婦女子の献身を
身近に感じられる
近代国家の礎となった
貴重な建物設備が満載です。
小学校の頃習ったでしょう。
文明開化の我が国には
輸出で外貨を稼ぐロクな物がなく
絹が唯一であったと。
それでも正直現地に行きますと
「これが世界遺産?」
なのですよ。
まぁ権威づけでタイトル欲しいのはわかるし
観光客目当ても全然否定はしませんよ。
でも
どうなのかなぁ?
万田坑が「押すな押すな」になってるとは
聞こえて来ないんですけどね。
今日は辛口ね(笑)