電気自動車テスラ社の財務内容がヤバイらしい。から考えた事。

意外なことにテスラ社の経営状態が

あまり芳しくないらしい。

 

テスラ社とは

 

ご存知アメリカの

電気自動車の会社である。

 

超新興ながら

それに結構なお値段

更にインフラが整っていない状況で

急激に成長して来た会社である。

 

もちろん

その裏ずけは卓越した性能にある。

何しろ速い。

 

しかしその成長を伸ばしたのは

製品そのものよりも

「時流」であったこと。

旬であった。

 

しかもそれがシリコンバレーから

産まれたことの意義は大きい。

今までの長大重厚の垣根を

軽々と飛び越えたのであるから。

そこには実にクリーンなイメージが漂う。

作るのもCo2を出さぬ電気自動車なら

作る所もCo2を出さぬ地域。

一昔前のデトロイトとは大違いである。

 

いずれは産業構造が変わると

予見していた人たちも巷にはいたが

これ程速い展開になるとは思ってもいなかった。

 

その原因は何か。

 

フィールドを変えた第二のアップルを

みなさん期待した。

 

まだニッチではあるが

間違えると「大化け」するかも。

である。

 

で、ジャブジャブと潤沢な資金が集まり

それに後押しされて順風満帆な船出であった。

確かにその車を所有することは

先進性の証であり

また環境にも考えが及ぶ

これまた進取の精神の持ち主と

見られたかどうか知らないが

自己満足には持って来いである。

 

ところがであるよ

これは工業製品には致命的な問題ではあるが

生産性が一向に上がらない。

それが露見したらたまらない。

20日のフォーブスの配信によると

Zスコアが1.28であるそうな。

 

Zスコアとは偏差値だが

何も学校の成績だけではない。

企業にも当然偏差値がある。

1.8を切ると

こりゃヤバイの領域に突入するそうだから

相当内部留保が減っているのであろう。

 

だが私は電気自動車の未来を

あまり心配はしていない。

現在は、ほんの、ほんの一握りであるが

金余りである。

それも相当の。

その余った金をどこに流すか。

それが現在の金持ち達の悩みであろう。

 

テスラ社が電気街で自動車を作れる事を

実証した意義は大きい。

いずれにしろ

 

近未来は電気自動車の時代であろう。

 

それが結構お手軽に作れる事を

かの会社は実証してしまった。

 

我が国の会社も言わずもがなであるが

超高度な生産性を持った企業が

本腰を入れてかかるなら

アッと言う間に巷に製品が溢れる事は

想像に難くない。

 

何しろAIの例もある。

AIについては

私には猛烈な不安があるが

それは別の日に譲る。

 

しかし自動車がPCと同列の目線で

製品として見られる時代が来るとは

思わなかった。

その意味でもテスラ社の実績は大きい。

 

アイキャッチは

ある夜、この熊本で見かけたテスラである。

この地域には

専用チャージスタンドはない筈であるから

家の車庫に専用をおつけになったのであろう。

まだこの地では時期尚早であると

私は考えるのである。

今までにここでは2台位見かけたかな。

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