タバコのみが良くやるポカ。
愛煙家の方はお方は経験お有りかと存じますが
一番やるポカ。
タバコを逆にして火をつける。
いきなりフィルターから火が上がり
もしくは石油製品の燃える
異様な匂いが漂う。
「あ〜あ 一本無駄にしちゃった」
総じて愛煙家の皆さんは
こんな感想を漏らされるはずです。
だってさ
一箱20本入りでやがて500円。
一本20数円。
それをムザムザ捨てなきゃいけないのですから
そりゃ悔やみます。
わたしゃ一昨年の暮れからIQOS。
火を使わないタバコですな。
タバコの葉の入った小さなカートリッジを
専用機器に差し込み
加熱してその蒸気を吸引する。
その夜は珍しく疲れてまして
なんとなれば
鬱陶しく考えなければいけない事が
重なりまして
大層頭が疲れていた様子。
食事が終わりホットカーペットに
座ったまでは良かったのですが
そのまま居眠りを。
で、家内から起こされたのは
随分と夜も更けてからでありました。
身支度整えて寝床に入る前に一服。
これはもう習性ですな。
ベランダに出てカートリッジを取り出し
ステックに差し込む。
なんだかやけに飛び出している部分が
長い気はしましたが
とりあえずベランダは寒い。
ランプが点灯するのも待ち遠しく
吸い始めますと
「何かかがおかしい?」
吸引はスムーズにできるのですが
ニコチンが入って来る様子がない。
まぁ機械物ですからムラもありますって。
だが、しかし
幾ら何でも吸えるのにガツンと来ない。
改めてステックを眺めますと
吸い口になんとタバコの葉が見える。
「ん?」
人間て面白いですね。
想定外の事を目の前にすると
一瞬、考えが「飛ぶ」。
上下逆さまで挿入したことに気づき
慌てて抜き取りますと
あれま。
ここで私のセコさがすぐさま頭をもたげ
「まだ大丈夫かな?」
と思いつつ
マトモに差し込み吸い続けます。
フィルターを加熱して
その蒸気を吸引した健康被害など
微塵も懸念しません。
なんとなれば
いくら先進の機器と言えど
ニコチンを摂取するのですから
程度の差こそあれ
体に良いわきゃない。
しかし機械は正直。
たった二口でおしまい。
勿体無いじゃん。
翌朝、そのカートリッジを
新たにステックに差し込み
吸えるか試しました。
結論。
吸えました。
通常の火を使うタバコなら
フイルターを燃やしているのですから
当然再利用などできませんが
IQOSは加熱式。
燃やしてはいませんから
通常通り加熱して一本吸い上げました。
そう言えば
昔は良く友人同士で
「タバコある?」
で、気前よくやってたのですが
最近この手の機械を使う人が多くなって
古き良き風習が廃れて行くのを
実感する昨今であります。