「民主主義」実に甘味な響き。
なんだよな。
でもさ
よくよく近代史を紐解けば
その民主主義が数々の災禍をもたらしたのも事実。
大きなものでは70年前の世界大戦もそう。
あれって
我が国のそれは軍部の独走とか言われてる。
でもさ、
それ許したのも実は民主主義。
制約はあって
プロパガンダはあったにせよ
時の政治家を選んだのは国民。
遠くは明治維新が成った時
狭いレンジながら選挙が行われ
それから連綿と流れは続いていたの。
体制が整った後は
どうにも国民と政権の乖離が始まり
それを甘んじて国民は受け入れていたのよ。
顕著なのがドイツ。
先の大戦の原因は一人の独裁者にされてるけど
あれだって同じ。
スーパーマンじゃあるまいし
いきなり独裁者が現れる訳じゃない。
それなりの手順を踏んで
その政権は誕生したのよ。
それから先は我が国と同じ。
政権と国民の意識が乖離を始め
体制側に抗う事なんて出来なくなった。
その仕組みを作ったのは
政権側にしろ
それを受け入れたのは国民。
それについては以前書いたことがある。
だからさ
全ての結果は全て国民に帰結する訳。
つまり、
それだけ先を見通せる
またプロパガンダに踊らされず
「自分」を持っていなかった国民が多かった
その証左。
更に歴史を紐解けば
古代ギリシアにおいても
民主主義は立派に存在しました。
もっとも選ばれた人たちのそれですけど。
その結果は
歴史を見れば一目瞭然。
程の良いお題目を唱え
拡張主義に突っ走り
結果は現代と一緒。
それで永劫に続いた国家は
ない。
正しい民主主義としては
個人的見解だけどさ
選んだ代表者は選んだ側として
使い倒さななきゃダメなのよ。
選ばれた側はこれまた
使い倒される覚悟でなきゃダメ。
今も昔も
選ばれた側が特権意識持つから
いけないの。
その前提条件として
選ぶ側が「賢く」ないといけない。
自分たちで選んでおいて
結果が悪いと
選ばれた側の責任に一方的にする。
結論としてさ
「我が身の愚かさ」を嘆かないといけないの。
だって多数決なんだから
大多数の方が選んだ道でしょ。
それわかってないで
批判ばかりする。
それって
自分の愚かしさを表明することと一緒。
選ばれる側も狡猾で
選ぶ側の「無知」を良くご存知。
要はさ
各々が考えを持たなきゃ
民主主義って
単なる「お題目」になっちゃう。
そんなことを考える年の初め。
今年も色々あるでしょうねぇ。
今度はポピュリズムについて考えてみましょかね。