「老人介護」まだまだと思っていませんか?すぐ来ますよ。日々刻々変わる我が家の介護。

先日実家へ行って来た。

この数週間、母の入院騒ぎで

 

その後始末と今後の対策に追われた。

実はこのブログも予定投稿で凌いでいたが

いよいよストックが尽きかけ

慌てて書いている。

 

「年寄り」と言っても

私の場合、母しかおらぬ。

父もいるのだが彼はアルツハイマーであり

まともな話ができない。

世話を施設に全面的にお願いしているので

正直な話

父に関しては「楽」をさせてもらっている。

 

しかし母はそうはいかない。

何故ならまだボケてはいないのだ。

それが問題なのである。

 

若い時からそうであったが

真にワガママなのである。

「あ〜言えば、こ〜言う」

口が減らない。

だからと言ってまともに相手にして

真剣な話を始めると

記憶が失せたふりをする。

 

彼女が父を施設に入れた時に

俗世の事で始末しておかなければ

いけない事を

そのまま放っておいてあった。

それが今頃になって祟っている。

 

「誰かが上手くやってくれる」

「どうにかなる」

 

そんな生活を続けていた

結果がこれである。

どうにもならないのである。

 

世の中、そんなに甘くない。
全てのことに言えるが
どこかで帳尻を合わせなければならない

 

それが彼女らの場合

結局、私がやる羽目となる。

 

「これどうなってるの?」

「なんの話?」

「いや始末つけてないじゃん」

「わたしゃわからんもん」

「いやいや、それじゃ済まないって」

「あんたが上手くやってよ」

 

全てこの調子である。

現実には余裕で無理である。

 

何故なら父は書類に書くこともできねば

判子を突くこともできぬのだから。

つまり家も土地も

その他諸々が全て現在

何も手をつけられない。

それは時期を待つ以外ないのである。

 

更に問題が一つ増えた。

彼女近頃、施設に入りたがっている。

 

以前までは

そう、つい最近までは

 

「施設に入る?」

と現実できぬ事を軽口で問えば

「いや、まだ一人がいい」

「最後ぐらい我儘聞いてよ」

 

で、彼女一人には広すぎる家

設備を維持していたのである。

 

もぉ父と母は見栄っ張りも良いところで

夫婦二人住むには

とんでもなく家はデカイ。

当然設備等も

それに見合ったものであるから

一旦修理、交換ともなると

ちと普通ではない金額を要する。

現在に至るまで結構な散財を私はした。

 

それに輪をかけて今度は

 

「施設に入りたい」

「あんた、どうにかしなさい」

 

できる訳ないじゃん。

 

「介護」をされた方はわかると思うが

介護度によって点数が配分される。

 

その点数内で収まるのなら

一割負担で済むのであるが

それを超えると十割、

つまり実費をマンマ負担せねばならぬ。

 

ショートスティを続けられると

すぐに点数を超え十万単位の負担となる。

一月丸々ショートスティを続けられたら?

そら鳥肌が立つ。

 

更に入所ではないのであるから

家の維持管理費もマンマ負担である。

 

一口に「入所」と言うが

部屋がない現実がある。

「待ち」が相当にある。

そらそうであろう。

立派な過疎地域であるから

いつとは知れぬ「順番待ち」。

であるから

もし彼女がすぐにでも「入所」を

希望するのであるなら

ショートスティを無理をお願いして

なんとか続けるしか方策はない。

 

もしその方法を講じるなら

私の家庭は数年と待たず、

崩壊するであろう。

だって、実費負担の施設費と

実家の維持費。

単純に計算しても

普通のサリーマンの月給を超える。

 

ちなみに先月の実家の電気代は

4万を軽く超えた。

ババァ独り住まいでこれである。

今月は一段と寒いから

来月の電気代が楽しみである。

 

いや「怖い」。

 

そら金持ちでさぁ

私設の「至れり尽くせり」の

老人ホームに入れる人は別よ。

普通の人民が

普通に老後を過ごし薨る。

これはとてつもなく

難しい現実と直面するのである。

 

いくらソリの合わない親子でも

そら最後位は希望に添いたいものである。

 

頼みは

年金ですか?

 

笑っちゃいますけど

もぉ

「焼け石に水」。

 

更に来年は介護費用負担が増える。

また娑婆に住まう我々にも

軽減税率が襲いかかる。

 

一体「お上」は

どうしろと仰るのか。

憤懣やる方ないのでありますよ。

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