メガロポリスノクターン 甲斐バンド 名曲ですな。

メガロポリスノクターン。

 

甲斐バンドの曲です。

お案内の通り。

彼らのアルバム

Repeat&Fadeの一曲。

 

甲斐よしひろさんが博多から飛び出して

もうどれくらいになりますかね。

 

うん10年。

 

ロックで括るにはチト無理がある。

かと言って歌謡ではない。

当時はJ-popなんてジャンルはありませんでしたから

難しいですね。

線引きが。

 

ただ出自が「照和」ですから

フォークとロックの中間?

当時「パワーハウス」にサンハウスありきで

ギンギンのロックバンドではなかった事は確かです。

 

わたしゃ「何でも屋」。

 

音楽に関しては好き嫌いがない。

んで冒頭の一曲

大好きなのです。

 

この曲を歌う時の彼は

ほとんど直立不動。

切々と歌い上げます。

他の曲の時は結構な運動量ですから

そのコントラストも良いのですよ。

実際、激しく動き回って歌う曲ではありませんけど。

 

歌詞と曲のイメージが

これほど一致する曲も珍しい。

 

それに声が大変良いですよね。

チトかすれ気味でドスが効いてます。

アルバムでは全然マトモで普通なのですが

ライブで聴くとチョイとかすれ気味に

各単語にアクセントをかけドスが効いて

それがまた良いのですよ。

 

この一曲で彼の人柄がわかるようで、

実に真面目な方と推察致します。

お会いした事はございませんが。

 

これ聞いてイメージするは

 

新宿の西口。

 

諸々の想いを持って

秋の夕暮れの都心で見上げるビル群。

これから雑多な駅の入り口に吸い込まれ、

その雑多に紛れてしまう自分。

 

そんな情景が浮かびます。

 

吸い込まれた先

郊外のアパートで一日が終わり

そしてまた明日が始まる。

 

「誰かの面影 道ゆく人に探しては

ああ行きくれる」

 

人恋しくて寂しくて

そして連続する満たされぬ日々。

どこで区切りをつけて良いのか。

 

過去の私が投影されているようで

実に切ない。

 

それは場所が変わり

見える景色が違うだけで

現在であるかもしれません。

 

いけませんね秋は。

 

オッさんでもつい感傷的になっちまう。

 

あ、

iTunesストアでもAmazonでも一曲250円。

一度お試しあれ。

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