「寸止め」と「フルコン」。空手の話を一つ。

今日は「空手」の話。

昨日は横道に逸れちゃった。

まずは前振りね。

 

私のところに通っている受講生に

見目麗しきお母さんがいます。

 

過日書いた、

若い頃、自力でマンション建てた彼女ね。

 

彼女には、その管理もありますが

親戚が経営するセレクトショップでも

重責を担っております。

そいでいてちゃんとお母さんもしてる。

頑張り屋さん。

それは間違いない。

 

で、身なりもしっかりしてます。

職業柄と本人のセンスね。

いつも笑顔が絶えない素敵な人ですな。

 

で、ここからが本題。

 

たまに彼女

服から露出している腕とかに

青あざを付けてくる事があります。

 

「あら、腕どうしたの?」

と問いますと

「昨夜の練習でw」

 

???

 

「何の練習?」

「空手です。」

「え゛?!」

「私、空手やってるんです」

「見えない!」

「ですか?」

 

聞けば結構長い事やっている様子。

 

「あ、たまに間違えて当たっちゃうのね?」

「いえ、フルコンですからモロです」

「は?」

 

で、そこでレクチャーを受けました。

 

空手には

「寸止め」と「フルコン」があるそうです。

 

どう違うかと言えば

「寸止め」とは

文字通り攻撃して

相手に当たりそうになったら

「すんで」の所で止める。

 

まぁ一般に私らが目にする空手ですな。

それでも間違いってのはあるので

結構痛そう。

 

フルコンとは

これまた文字通り

フルコンタクト。

実際に相手に打ち込み当てる。

相手はそれを本気で捌く。

 

捌き損ねるとぉ

モロ食らう。

相手は「当てる気」で打ち込んできます。

本気で。

それを捌くのも腕前。

練習の賜物ですな。

そこまで到達するには

かなり痛い思いをしなけりゃいけない。

 

彼女、根性者です。

で、くだんのアザについて尋ねますと

「まだ未熟で」

とこれまた謙虚。

 

常に真剣勝負ですから

道場は実に静かだそうです。

あの気合いが入った掛け声もナシね。

 

同じ道場には自衛隊の方も通っていて

たまに組むそうであります。

 

「やっぱ自衛隊員は強いでしょ?」

と聞けば

「前回は勝ちましたよ」

いともアッサリ。

 

彼女、いつもニコニコ。

でもデッカい夢があって、

だからかぁ

日頃の苦労を厭わないのは。

 

随分年下ですが

彼女見てると

自分が情けなくなりますなぁ。

 

いや、刺激をもらえる人に囲まれて

幸せであります。

 

ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です