子曰 中人以上、可以語上也 であるから私も合格なのだろう。

現在秋の試験に向けて私のところでは

受講生が勉強中であるが

その受験生を今期受け入れるかどうか

とても躊躇した。

 

それは、受け入れた以上

合格の為に一丸となって

当たらねばならないのは当然であるけれど

尾籠ではあるが

対費用効果、

つまり収益部分も考慮する要素としては

当然欠かせない。

 

一旦講座を始めた以上

途中で降りることはできない。

そして、各人を合格まで導く為には

勉強もさることながら

それ以外の部分が占める要素が意外にも大きい。

 

具体的に言えば

講義と試験

それに始まりと終わりに交わす雑談。

これが意外にも重要である。

 

これによりその受講生の学習能力と

かける熱意が概ねわかる。

それを考慮して対策を練って行くのである。

 

今回の受講生にとんでもないのが一人。

 

女性である。

まだ若い。

にもかかわらず

世事の見方がしっかりしている。

 

その方向性も

「ふ〜む」

と逆に納得させられる事が多い。

実に話していて

「私」が楽しいのである。

 

昨日、その彼女の授業の日であったが

これまた仰天であった。

 

彼女、私はテッキリ良いところのお嬢さんと

思っていた。

確かにそれなりの身なりだし

話しの内容から

不動産も結構お持ちの家とお見受けしていた。

 

それがスットコドッコイ。

実は彼女自身が自分で買い求め

今の財をなしている事がわかったのである。

 

これには驚いた。

いるものではある。

それも身近に。

 

しかし、なんとなくであるが得心もした。

彼女の話し方

確かに魅力的である。

いや女性としてではなく人間として。

 

これは周りに良い人が集まる訳である。

そしてそれが黙っていても

彼女を押し上げてくれる。

 

そしてこれまた逆に感謝した。

 

中人以上、可以語上也

中人以下、不可以上也

 

中以上の人には上の事を話しても良い。

中以下の人には上の事は話せない。

ぶっちゃけ話をするには相手の能力による。

 

と私は解釈しているのであるが

彼女に相手にされているのであるから

まぁ私もソコソコなのであろうよ。

多分彼女の事であるから

本能的にこちらをちゃんと

判断しているのだろうから。

 

好条件で彼女に話が来て

明日は遠方へ億単位の物件を見に行くそうな。

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