「最高の人生のつくり方」ハッピーエンドも悪くない。思い出ホロホロの映画でした。

考えることは色々あれど

一向にまとまらないから

本日は映画

「最高の人生のつくり方」

 

から感じた事を少々。

 

2014年のアメリカ映画。

主演はマイケル ダグラスさんと

ダイアン キートンさん。

絵に描いた様に甘く

そして散りばめられた小道具

お約束のハッピーエンド。

 

と、書けば

なんだか面白味もなく

考えもしなくていいじゃん。

と思われるでしょうが

たまには息抜きにこの手の映画も

ハラハラドキドキもなく

見終えた後の評価によって

観た側の評価もされないから

大変よろしいのです。

無害ね。

 

日本未公開だそうですから

ちょいとだけサワリを。

原題は And So It Goes

 

この場合、W主演とでも言いましょうか

でも男性ですからマイケルに

感情移入してしまいますが

彼は不動産業。

妻に先立たれ自己所有のアパートに暮らし

自宅は売りに出していると言う設定。

 

そのアパートの隣人がダイアンさん。

そこへ音信不通だった息子が

いきなり娘を連れて自分が刑務所に入っている間

面倒を頼みに来るところから展開します。

 

その彼にとっての孫娘が

主演の二人の距離を勢いをつけて縮め

そしてハッピーエンドとなるのですが

小道具の使い方が実に洒落てます。

 

まず音楽ですね。

ダイアンさんはラウンジで歌う事で生計を立てています。

その曲の選定が大変よろしい。

 

ラスト近くで彼女が歌う

The Shadow Of Your Smile

映画「いそしぎ」のテーマソングですが

ウッドベースに彼女の軽い歌い方が

マッチして歌詞を追っかけてますと

思わず「ホロッ」と行きそうであります。

 

マイケルさんはいつも小洒落た服装。

ダイアンさんもそうですが

「あ〜 やっぱアメリカよね」

でモロ、ラルフローレンなのですよ。

 

で、これ観て

「あ〜 しまった!」

と思う小道具が一つ。

 

それは彼が乗ってるは

多分、多分ですが

ベンツのSE280カブリオレの白。

だと思います。

これがまたいい味出していて

映画のキモとでも言いましょうか

主人公の生活と性格を良く表しています。

と感じました。

 

私もW124のカブリオレを6年所有していましたが

なぜあれを処分したのか

自分を嘆きます。

 

映画に出て来るそれは

私らよりだいぶ前の世代のですが

私が求めた当時のベンツは

今ほど車種がありませんでした。

 

ミディアムと言われる主力車

その上にSとSELとSLがあり

やっと190が出始めて

それがCとなりコンパクトと呼ばれていました。

 

当時のベンツのオープンカーはSLでして

2シーター。

ミディアムはEクラスと呼ばれる様になりましたが

そのミディアムに4座席のオープンカーが出たのです。

しかしあまり国内に入ってきていません。

from Rudolf Stricker

(これは前期型ですね。

ウインカーの色とマスクが違います。 )

 

なぜなら、値段が1000万超えだったのです。

専用設計で手作業が多かった。

それは見事な作り込みでありました。

 

が、

その金額出すならSLが買えますから

そっちが売れた。

 

Eクラスで千万超えはE500とカブリオレだけでした。

その話を始めたら止まらなくなりますから

機会ありましたらです。

 

そのカブリオレ。

今、手放した事を本当に後悔しています。

 

私がジジイになっても、

これほどピッタリ来る車はないでありましょう。

ジジイが運転して良いかどうかは別問題として。

 

またひと旗あげたら

程度の良いもの探し出して

仕上げて乗りたいと夢見させてくれた

映画でありました。

 

たまには甘い夢見るのも悪くない。

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