AIの進歩は著しく人間の職種を奪うに留まるのであろうか。

ここ数年、人工知能AIの進歩が著しい。

 

身近なところでは

音声認識、翻訳、

これらは日々進化を続けていて

数年前のそれとは比較にならない。

し、さらに進化をしていくであろう。

 

既にビックデーターの入力は終わりつつあり

その次のテーマ

自ら学習していく段階に力点は移っている様子。

 

その学習だがマシンの高速化と共に

学習能力は飛躍的に向上している。

 

先日のテレビ番組でAI開発者が発言していたが

「何を考えているのかわからなくて怖いところがある」

のだそうだ。

本音を言わせてもらえば

プログラムした本人の発言としては

無責任極まりないと思う。

 

もう既にSF映画の世界がすぐそこまで

来ている気分にさせる。

 

各分野に於いて

知力でAIと争うことが無意味になりつつあるのだ。

チェス、囲碁、将棋

ことごとく人間の完敗である。

 

ただ完敗ならデーターの蓄積からの

「読み」かも知れないが

過去に例のない「奇策」を繰り出し始めている。

 

そうなると単にデーター解析から導き出された

人間の記憶範囲を超えた「回答」とは言い難い。

人間の心理の隙を突いて来る。

これは何を意味するのであろう。

なんとなく背筋が薄ら寒くなるのである。

 

ところでAIも「意識」を持つことが可能なのだろうか。

もし可能であるなら

「芸術」の世界まで進出してくることは間違いない。

 

話は変わるが

ここ十年の内に消えるであろう職業が

盛んに喧騒されている。

確かにそれは全体として

人間の生活を便利にするのかも知れない。

しかし今度は確実に肝心の人間の生活が

機械に脅かされるのである。

 

それは人類は産業革命以来

幾度となく経験して来たそれとは違う。

現在までの「革命」と名のつく進歩は

全てそれは人間の為であった。

人間自身が豊かになる為の。

 

ところが今度のそれは

 

主人公が誰だか見えない恐怖がある。

 

地球温暖化が叫ばれて久しいのであるが

提案として少し不便な生活。

「スローな」とも表現されているが

その生活を

このITの世界にも取り入れるべき時代が

来ているのかも知れない。

 

この世界の進歩を競う歩みを

少し和らげる必要を実感する。

機械に人間が管理されるどころか

「創造」まで機械が行なってしまう。

 

人類に取ってそんな世界になんの意味はない。

もっともこの惑星の主人公が機械となるなら

別の話ではあるが。

 

このままではとんでもない未来が出現する。

 

もっとも、その頃には

この世にいないであろう事が幸いではあるが。

 

多分。

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