ユダヤの格言はシンプルにして奥深い。

世界で何故ユダヤ人が別格扱いされるのか。

 

良い意味でも悪い意味でも。

 

今日はちょいと普段考えていることを書いてみる。

 

ここで一度整理しておかなければならない。

ユダヤ人とは現在は、その国の人を指すものではない。

現在はイスラエルと国は存在するのであるが

過去およそ2千年以上、国を持たなかった。

 

世界に散らばり営々と祖先から受け継いだ信仰

教えを守り続けて来た。

信仰がユダヤ教であり

母親がユダヤ人であるなら、その当の本人は

ユダヤ人となる。

ヘブライ人とも呼ばれる。

血統としての民族ではない。

どちらかと言えば宗教的民族である。

 

では何故ホロコーストの様な事態に会わなければいけないのか。

 

一つは国がない事にも起因する。

つまり人間の心理として差別しやすい。

 

次にその信仰が問題である。

現在世界の主流たる宗教は数多の変遷を重ね

今の世界情勢の形を作っている。

ところがユダヤ教は不思議な事に源流に近い形で

現在も信仰されているのである。

 

それがまた日本人には理解し難いのであるが

どうも気にくわぬらしい。

日本の神道も、これまた随分長いのであるが

どうも国民性からか

お寺参りもすれば初詣もするし

おまけにクリスマスまでやらかすのだから

世界的に見れば「無害」なのであろう。

 

それくらい、宗教はとんでもなく重要なのである。

何しろ過去においても現在でも

宗教で戦争、紛争が起きるのであるから。

 

国と言う地理的なものに固執しなかった。

これは誠に稀有な事である。

盛んに「我が国発祥」と喧騒するが

過去、入朝、また地理的に併呑され

一度も国として成立した事のないどこかとは

えらい違いである。

 

その長い歴史から随分、世界情勢に影響を与える

もしくは学術、芸術に多大な影響を与えた人物が

数多く排出されている。

勿論、経済の世界でも。

 

で、現在でも「これは!」と言う格言も

数多残されている。

好きなものとしては

 

困難は忍耐を生む。
忍耐は知恵を生む。
知恵は希望をもたらす。

 

スケールを小さく小さくして

我が身に置き換えると

素晴らしいのである。

 

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