一昔前のショッピングモールには、言葉は悪いが大した店は入っていなかった。
以下、地方都市の現状である。
子供の学校は鹿児島市のはずれにあり、食事も時間潰しもままならない。
そこで近場にあるショッピングモールを勢い利用するのだが、その陣容が昔とは丸っきり変わっていることに驚く。
昔は「ショッピングモール」と名のつく所に入っている店は正直ダサかった。
それが今はどうだろう。私が知っている店は大抵「ある」。
ショッピングモールの大きさも以前とは比較にならないほどデカイ。
米国の航空母艦も「かくや」と思わせる大きさ広さである。
乗ったことはないけど。
まず初めての場合、迷う。
何がどこになるのか丸っきしわからない。
食い物は集中してあり意外とわかりやすいのであるが。
それでも衣料販店のズラッと並んだ中に、フラッと入りたくなる様にカフェがあったりする。
良く考えられているのである。
こだわりさえなければ、日用品はおろか下着から上着、メガネに至るまで全部揃ってしまう。
ついでに風呂に入りたければそれも済んでしまう。
一度入店したら、ほぼ一日の生活、買い置きまで全て終わらせることが可能である。
それも駐車場代はタダ。
当地もそうであるが、地方都市では車なしの移動は考えられないのであるから、この点は最も重要なのである。
比較するに繁華街はどうであろうか。
店は拡散しているのであるから、事前の調べは確実に必要である。
そして問題の駐車場を探して迷路を彷徨わなければいけない。
さらにそれは有料であり、なおかつ場所柄が反映して結構なお値段なのである。
当地でもそうであるが、現在まで「繁華街」「中心部」と呼ばれていた所の衰退が激しい。
中心部にあるデパートも頭が痛いであろう。
それもそうである。
専用駐車場に留めるにしてもお買い上げ金額により駐車料金が決められているのであるから。
片や買い物をしなくても「タダ」なのである。
どちらが車で行きやすいか明白である。
そのモールが中心部をドーナツ状に囲み次々とオープンする。
中心部の集客が減るのは自明であるよ。
しかしながら中心部としても「座して」とはいかないであろうから次の一手を当然考えているのであろう。
我が住まう市でも中心部の再開発が進んでいるが、その様変わりが今から楽しみである。
と、今日は普通に書いてみたw