美しい日本と私。が崩れつつある現実。

ケータイ会社が様変わりしてますね。

「カケホーダイ」と銘打って

通話はキャリアに関係なく

どこに何回かけようが

何時間話そうが

一定料金。

電話屋なのに摩訶不思議な料金体系です。

 

と、昔人間の私は思うのですよ。

何しろ普通の電話が3分10円

ケータイが30秒40円の時代から

生きているのですから。

「どうやって儲けているのかしら?」

誰でも不思議に思いますよね。

 

当然複雑に絡み合ったシステムで

お稼ぎになっているのでしょうけど、

だって「電話屋」さんでしょ。

 

それはともかく

現状はと言いますと

ほとんどメールかSNSで連絡を取り合う。

若い人たち

どこまでを「若い」と言うのか主観の問題ですが、

その若い人たちは

音声による意思疎通をしないらしい。

 

聞くところによりますと

就活している学生さんに

会社の担当から「内定」の電話しても

なかなか繋がらないとか。

ネタかと思っていましたが

どうやら本当らしい。

 

電話で話したがらない。

でもLINEだとちゃんと繋がる。

私の様な「旧人類」には

とても納得できません。

「内定」の通知をスタンプでする訳?

 

そりゃ情報通信の利便性は認めますよ。

東京の知人に

「何時ころ電話すればいい?」

メール投げると

「先に用件を書いてくれると助かる」

との返事。

これは時間と頭の中を整理して

会話に臨もうとの姿勢が感じられます。

「ああ、時代はここまで来ているのか」

とメールでも感じ入る次第。

 

もっとも

業務連絡がメールに取って代わって

久しいのでありますが。

しかし

時代はその先に進みつつある様です。

 

そこでハタと思い出したのが

若かりし頃

そう大学を卒業して

企業に就職をした時の研修。

電話でのマナーをしつこい程やらされました。

どんなに異を唱えても

軽く正論で跳ね返してくる

鬼の様な

いえ面妖が鬼ではありません。

美しい女性でありましたが

その女性講師先生から。

相手が見えないから

余計に気をつけなければいけない。

と。

 

声のトーンから

言葉使いまで

そりゃミッチリ仕込まれました。

受話器を掴む左手まで徹底して

癖付けされたものです。

 

まだメールですと

文章を書く事になりますから

色々気をつけねばいけない事はあります。

文脈の流れから

いかに相手に伝えたい事柄を

失礼のない様に組み立てていくか。

当然日本語の語彙力も問われます。

 

しか〜し

LINE?

ありゃ文章なのですかね?

それとも「会話」の延長?

口語体で良いのか

文語体で書くべきなのか

おっさんは今でも悩んでいるのです。

 

そりゃ現代に生きるおっさんですから

LINEもしてますよ。

ネットが世界をつなげ

距離を縮めた功績は認めます。

しかし、

美学すら感じる

しかるべき我が国のマナー

しかるべき文章の書き方

しかるべき話し方

当然、

日々学習していかなければならない

日本語力。

それらがどこ行っちゃたの?

 

「美しい日本と私」

の世界がガラガラと瓦解していく様を

目の前で見ながら

それに流されて行く私も含めた

日本人を

多少

嘆いちゃおうかなぁ〜w

 

なんてね。

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