トカゲと人間の違いを実感した「外科」

足首の怪我

今でも定期的に治療に行ってますが

その治療中の出来事。

 

平和に治療受けていますと

なにやら慌ただしい雰囲気。

先生がえらく大仰なメガネ?

をつけて別誂の診察台

いやベッドに向かいました。

 

そこには看護士さん数名と横たわる女性。

チラと先生が入る時に

カーテンの隙間から見えました。

 

後はカーテン越しに聞こえて来る音声のみ。

で、聞くとはなしに聞こえてくる会話。

 

「なにでやったのですか?」

「包丁です。」

「よく切れるみたいですね。」

「昨日研いだばかりです。」

 

麻酔が効いているのか

思いの外

返答はまとも。

 

「瞬間、なにが起きたのかわかりませんでした。」

「でしょうね。」

 

ふ〜ん

包丁で切ったのね。

じゃあ縫うんだ。

やっぱ外科よね。

と思いつつしばしの沈黙が続きます。

 

その沈黙を破った先生の言葉を聞いて

凍りました。

 

「先っぽ持って来て正解ですよ。」

 

あ゛?

先っぽ?

なに?

持って来た?

 

導き出された答え。

 

指の先っぽをちょん切って

病院に駆け込んだらしい。

 

いぃ〜〜!

 

そう言えば

患者さんは真っ青でしたな。

先生はいつもの調子。

そのコントラストが際立ってます。

 

さらに次の先生の言葉が

また凍らせます。

 

穏やかに

「次の時も、先っぽは持って来て下さいね。」

 

次の時?

 

何かがおかしくね?

 

で、慌ただしく別室に移動。

 

先生とは普段穏やかに

与太話を楽しませてもらってますが

やっぱりココは

切った張ったの「外科」。

世界が違いますなぁ。

異次元。

 

今日の結論

 

人間の体って

ちょん切ったら

自然には生えて来ないのね。

 

やっぱり。

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