今朝通勤していて、
とある「空き地」に目が留まりました。
そこは元なんだったのか?
建物がなくなると元何が建っていたのか
思い出せない事が良くあります。
去年の台風でしたか
強風でしたか覚えてはいませんが
ちょいと古い家屋に被害が出ました。
市の調査が行われ
倒壊の危険があるかもで
「解体」の勧告を受けた所がいくつか。
いつも通勤で使う道沿いにも1軒ありました。
そこは今年に入ってから
そう、何月だったでしょうか。
2月か3月に解体して更地になっています。
今朝の「空き地」はそれでした。
しかし、現在でも去年のままの家屋も数件。
それは4月の震災で立ってはいるものの
当然解体となります。
これって「運」なのでしょうか。
今回の震災で全壊、もしくは半壊の
家屋の解体費用は公費で賄われます。
つまり
震災前に解体した家屋の費用は
個人が負担していて
震災後の解体費用は行政が持ってくれる。
なんとなく釈然としません。
現在その解体事業は
遅々として進んでいませんから
現在「解体待ち」の状態ですね。
6.5%が現在の進捗状況です。
誰にも地震が来るとはわかりませんから
「運」なのでしょう。
これは一例でして
何事にも上手い具合に
何事にもタイミング良く
渡世している方もいらっしゃる。
結果だけ見ると
実に要領が良く見えます。
補助金、助成金を実に良くご存知とか
脱法スレスレで公的資金から利益を得た方とか。
違法ではありませんから
誰も非難はできません。
そう言った方は目が早いし
どうすれば儲かるのか
直感的にわかるのではないかと。
公的な資金が出る事業も
早々に着手してやりたい放題。
その弊害に気がついた行政が慌てて
「網」を被せてくる。
その頃には既に撤退。
身近な所にも各種、
そんな方が沢山いらっしゃいます。
後は真面目にやっていた所が馬鹿を見る。
そんな事が日常的にあります。
お役所が考える事業は大抵の場合
初めはその手の方の餌食となります。
全部税金からなんですけどね。
実例を目の当たりにしますと
不公平感は確かに感じます。
逆に
私も含めて誠に「運」の悪い方も。
今の世の中では、
実に「お金」にまつわる「運」が多いですね。
実際、超個人的な話
お金がなければ私も現在の職を捨て
実家で両親の面倒を
私が見なければいけないのでしょうから。
その点はまだ私は
「運」が良い方なのでしょう。
一人の親戚の女性を思い出します。
その方は時代に翻弄され
相方に翻弄され
子供にも翻弄され
最後にお会いした時には
相部屋でチューブだらけ。
ほんの数年前の面影は全くありませんでした。
その数日後お亡くなりになりましたが
葬儀も実に地味なものでした。
本人がその場その場で
考えなければいけなかった事も
色々あるでしょう。
しかし甘んじてそれを受ける人生を
歩かれた方もいらっしゃる。
さだまさしさんの「無縁坂」を思い出しました。
運がいいとか悪いとか
人は時々口にするけど
そういう事って確かにあると
あなたを見ててそう思う。
彼も結構良い歌詞を書きますね。