年寄りの言う事をどこまで本気で対応すれば良いのか?

私の骨折というトラブルにより

実家に帰って様子を見る機会が

今月は減っています。

昨日行ってきました。

処理しなければいけない郵便物が多数。

その中に見慣れないものが一枚。

東京の弁護士事務所からです。

読むと通販会社からの債権回収依頼書。

画像はありますが、

これは上げられませんね。

速攻その弁護士事務所に電話。

担当弁護士をお願いしましたが

秘書と名乗る方が対応されました。

経緯を尋ねると

うちの母親が通販で買い物をしたと。

微妙な金額ですが。

「物は何ですか?」

「掃除機です。」

超高齢の母が掃除機?

周りを見回してもそれらしきものはありません。

昔の掃除機ならあります。

日立の。

しかし母は自分では掃除は出来ません。

自覚があるのかないのか

それは知りませんが

まず物理的に当然ムリ。

「あの〜当人の年齢ご存知ですか?」

「いえ存じません。」

「掃除できる体と年ではありません。

この葉書だけ拝見しますと

新手の「振り込み詐欺」と思ってしまいますが。」

とはっきり言ってしまいました。

だって売買契約だって出来っこない。

もし本当に買っていたとしても

その存在すら忘れていて

払い込みも失念している。

つか、フツーあの年寄りに掃除機売るか?

当然個人情報を伝えなければ買えないはず。

「こちらは回収を依頼されただけですので。」

「では債権放棄を願います。」

相手は困惑していましたが

結構強く言いました。

しばらくの後

「では依頼した会社にその旨を伝えます。」

「お願いします。当方は支払う意思はございません。」

で、電話を切りましたが

私が何者であるか

その連絡先も聞きもせず

話は終わりました。

なんだかスッキリしない。

ちょうどヘルパーさんが来て

食事の調理を始めていましたが

「明日は牛肉が食べたい。」

思わず

ヘルパーさんと顔を見合わせました。

超高齢の年寄りが牛肉?

それも

「塩焼きがいい」

ですと。

その後ケアマネさん、ヘルパーのリーダーさん

施設の責任者の方と私で会議。

結論として

病気ではないものの

脳が年には勝てない。

自分で言った事をしばらくすると

忘れるはずだから、

その場は肯定的な返事をしておいて

計画通りに進めて行きましょう。

との結論に至りました。

「牛肉」に代表される

思いつきの我儘の事ですね。

あながち、あの葉書、

本物だったかもしれませんね。

しかし良く本人の生年月日も確認せず

売った会社の落ち度もある。

この際、もし仮に本当だったとしても

その会社に「泣いて」もらう事に決しました。

でもその掃除機、

見当たらないのですよねぇ。

こりゃ目を離せなくなったなと

結構考えさせられる出来事ではありました。

表題の画像は本文とは関係ありません。

news kakaku.comさんからお借りしています。

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