当たり前ですが
「先輩」
自分より年上であり上級生。
学校の先輩ですね。
真ん中に4月を挟む以上一生「先輩」です。
どんなに私が歳を重ねても追いつけない。
当たり前です。
流石に
「コロッケパン買って来い!」
はありませんが。
以前書きましたが中学、高校の途中まで
私が転校するまで一緒だった先輩から
電話が昼間ありました。
私があまりに連絡しないものですから
心配になったらしい。
誠にありがたい事です。
気が付きませんでしたが
震災後、
普通にやっていた事も
出来なくなっている自分に
気がつかされました。
震災後の心配事が以前とは
全く違っています。
「目の前にある危機」
「生活苦」ですね。
無我夢中でここまで来ましたが
少し落ち着いて
周りを見回しますと
この数ヶ月の間に仕事を二つ失いました。
これは凄い事です。
それまでも
「なんとか」
凌いで来ていたのですから
これから先の事を考えると、
いや、本音を言えば
考えたくないのです。
正直
「怖い」
実際、なるようにしかならないのですが。
「なる」様に行動しなければいけないのは
重々承知です。
その機を狙ったかの様な先輩からの電話。
実は彼女は学究肌の人で
その方面の職に就いてらっしゃいました。
が、現代医療では
治療不可能である病を持たれ
職を辞し文筆に入られた経歴です。
何冊か上梓されてます。
その度に送って頂いてますが
読ませて頂きますと
その資料集めの綿密さに舌を巻きます。
文体も流れも
先輩の人柄そのもの。
病を持たれ
それでも結果を粛々と人生に残される。
価値観の違いと言えばそれまでですが
俗人の私にはとても出来ない芸当。
涼やかに時間を渡って行く。
斯くありたいもの。