熊本地震 その後の徒然2

家内の関与先に酒屋さんが何軒かあります。

つい先日帰ろうかと準備していましたら

その日訪問した関与先の酒屋さんから電話。

メディアを忘れて来たらしく

そのお知らせの電話でした。

「明日取りに行くから」

と呑気に構えている家内に

「あんたさぁ メディアでしょ。

すぐ行かなくちゃ。」

元々私の友人ですから

久しぶりに私も一緒に行きました。

少し良く言えば体格が良くなった彼と、

誠に不釣り合いな

美人の奥様が迎えてくれました。

「やあやあ久しぶり。」

で、挨拶もそこそこに地震の話題に。

熊本地震でどの酒屋さんも大損害。

だって全て「ワレモノ」ですから。

前震で相当揺れましたから

棚の酒がほとんど落下。

床が酒浸しだったそうです。

水害後の後始末よろしく酒の海を始末。

割れた瓶類を始末。

その猛烈な酒臭さに

酒屋本人も酔っ払いそうになりながら

片付け綺麗に棚を拭いて

倉庫から保管してあったお酒を

また並べたそうです。

午前4時くらいまでかかって。

ほんで、翌日はなんとか営業。

そしたらその明け方本震。

今度は棚ごと。

ボーゼンだったそうです。

そらそうでしょうね。

私らもそうでしたから。

ただ物が物だけに

また前震の時と同じ作業はきつかった。

今回はその上を行く壊れっぷり。

察して余りあります。

よく棚を見れば

種類はありますが

出してある数が少ない。

聞けば

「また揺れるんじゃないかと思うと

数は出せないよ。」

わかります。

熊本地震から5か月。

黄門さんではありませんが

「助さん角さん、もういいでしょう!」

と印籠を出す気にはなりません。

あの時だって

強烈な地震が1日置いて襲うなんて

誰一人予想もしていなかったでしょう。

できなかった事です。

それを考えると

こちらが気を緩めた瞬間に

狙い澄ました様に

襲ってくるやも知れません。

その「気がかり」は常にあります。

それがあるが為に

なかなか腰が入った事が

出来ない熊本市民なのであります。

何十秒か揺れただけで

「全てご破算」

なのですから。

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