昨夜子供と久しぶりに「まとも」な話をしました。
子供は高校2年生。
最近起きた凄惨な事件から
世界で起きている宗教上のトラブルまで
その背景も含め
結構な時間話をしました。
「子供子供」と思っていましたら
ナカナカどうして
自分なりの考えとその裏付けを持っています。
それなりに本も読んでいて
自分なりの検証もしている様子。
子供を多少なりとも評価するとは
典型的な「親バカ」ですね。
考えてみれば私が大学の専攻に目覚めたのも
確か高校2年の時でありましたから
まぁ妥当な線でしょう。
癖のある年頃と思っていましたが
素直にこちらの話も受け止めます。
これは私にはなかった事ですね。
と、言いますか
私は父とこの手の話を
した事がない事に気がつきました。
私がひねくれていたのか
それとも父が私との会話を避けていたのか
それとも私の話す内容について興味がなかったのか。
今となっては父はアルツハイマーですから
確認しようがありませんが。
確かに私に本を読む癖をつけてくれたのは
父でしたが
私がとんでもない方角の本を読み始め
それを大学選びにまで反映させるとは
思ってもいなかったでしょう。
昨夜ゾッとしたのは
視点とその根拠の考え方が
深さは違えど私と似ている事。
親ですから
同じ轍は踏ませたくありません。
思想関係の文学部に行ったら
そりゃ就職で苦労します。
是非普通の学部に行って頂きたい。
今でこそ
「学校指定」
「学部指定」
は表向き全廃されていますが
それでも実は存在し
不利になる事は明らかです。
まぁ彼が普通に就職を希望したらの話ですが。
しかし、それ以外の道を希望したら
余計に心配!
本当に親バカ
じゃなくて
うちの場合
「親はバカ」です。