デビットボウイを懐かしみドイツ映画まで。

今年亡くなったミュージシャンの方たち

その中でもデビットボウイとプリンスは

結構衝撃でした。

デビットボウイさんはものすごく息の長い方でしたね。

私らが小僧の頃から

先鋭的なアルバムジャケットで気にはなっていました。

曲風とその声

か細く聞こえ、また微細に揺れている印象。

当時はロックとも思えないし

そんなに気にはしていませんでいたが

これだけ永きに渡り活動されますと

耳に刷り込まれています。

欧州では、そりゃ人気で

別格扱いの様でした。

話し変わって

ずいぶん前になりますが

ドイツ映画も好きなのですが

その中に印象的なものがいくつかあります。

「クリスチーネ・F」

と言う少女を主役にしたものがありました。

原題は

Wir Kinder vom Bahnhof Zoo

「私たちは動物園駅の子供」

でしょうか。

その主人公の女の子がボウイが大好き。

文化の違いでしょうか、

私ども日本人が持つ「家庭観」との違いに大層驚きましたが、

孤独なその中にあって自身を保て多少なりと幸福感を

満たしてくれるのがボウイの音楽だったのです。

映画の中ではボウイのベルリンコンサートの設定も

ありましたが

それを心待ちにし本当に楽しむ彼女たち。

それ程までに欧州の人たちの琴線に触れる何かを

ボウイは持っていたのです。

映画は我々日本人には

にわかに信じがたい世界が随分描かれていましたが

この映画の設定にボウイが絡んでなかったら

それは悲惨で無味乾燥なフィルムになっていたでしょう。

このフィルムは思い入れが沢山ありますから

また続編を書くかも知れません。

私もボウイは大好きですよ。

実を申せば

その良さを自身の中に見出したのは

随分年食ってからでしたけどね。

Wild Is The Wind

沁みます。

photo
David Bowie at the Cannes Film Festival in 1983.
by billioard.com

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