昨日誕生日だった友人と話しました。
私もですが
震災直後よりも
今現在の方が遥かに「落ち着かない」。
彼はの場合、居住するマンションの組合長をしており
その世話に忙殺され
一ヶ月経った昨日職場に初めて行ったそうです。
呆然としたそうですが。
確かに直後は
目の前にある物理的なものを
どうするかで頭がいっぱいでした。
食べる事、寝る事、それを如何にスムーズに
行うかが最大の問題でありました。
それが少しづつ落ち着いて来ますと
これから先の生活をどうするのか、
一ヶ月前から止まったままの案件を
どう処理して行くのか
より現実的な問題を直視しなければなりません。
何しろ一ヶ月も時間が止まったままでしたから。
それは私どもだけではありません。
避難所にいる暮らしから
いきなり住まい等の手配を
しなければいけない人の心中を思えば居た堪れません。
現在処理が少しは早くなったとは言え
罹災証明の発行には信じがたい位の
時間と手間がかかります。
運良く「立会い」が済んだ方も
その結果に呆然とする人も多いのです。
「不服申し立て」の件数が半端ではない所を見ると
全てが済むまでに相当な時間がかかるのでしょう。
一部損壊と判定されれば
住めなくとも、
その建て替えやら民間の借家を借りるにせよ
全て実費となります。
何事にも現在は「罹災証明」がないと始まりません。
それが遅れに遅れ
多分最も酷い所では
梅雨と暑い夏を、
あの避難所で過ごす事になるのでしょう。
もっとも地震保険に入っていた事が前提で
今お話をしていますが。
何せ県での加入率が25.8%でしたから
大多数の方は多少の補助をもらい
二重ローンを抱える事になる様です。
運良く地震保険に入っていたとしても
「全壊」でも火災保険の半額しか出ませんから
現状復帰など望むべくもないのです。
私の場合
まづ仕事ですね。
一ヶ月時間が止まりましたから
元の様には私の業種は行きません。
これからどうするのか
身の振り方から考えなくてはいけなくなりました。
宝くじでも当たれば別ですが
全てに先ずお金が必要です。
その原資がない。
数ヶ月後には
大きく舵を切る事を考えていますが
それにまつわる雑多な事を考えると
大変大変気が重いのです。
その一個一個が普段でも
それ相当の決断と行動を必要とされます。
それが一遍に来るのですから
気が休まる筈がありません。
しかしながら
「夜明けのない朝はない」
そう信じて今降りかかっている問題に
取り組んでいるのです。
お許しあれ。
愚痴になりました。
画像は数年前の熊本城。
整備されていてサッパリしていますよね。
懐かしい。