先入観を反省する。と一人ゴチる。

職場を訪ねて来た営業の方とお話しました。

震災後、ローテンションが滅茶苦茶になり

イレギュラーな訪問でした。

いきなり仕事の話でもないので

震災の事であるとか

近況を雑談しました。

今年3年を過ぎた女性の営業さんですが

面白い事をおっしゃる。

仕事が終わり家で何を食べようか考えてる内に

寝てしまう。

気がつけば夜中であり

面倒でそのまま寝ちゃいます。

との事。

で、翌日は寝過ぎで頭が痛いそうです。

疲れてらっしゃるのですね。

一人暮らしで若いとそうなっちゃうのかしら。

大学の専攻は国文学。

話の内容から、どうも中世らしい。

その方面は勉強していませんから

聞き手に回りましたが

その手の会話に相当飢えていた様子。

まだ学生の頃が懐かしいのでしょう。

在学中は周りの会話も楽しかったが

現在は会話も限定されて

それに慣らされて自分自身が

どうなっちゃうのか心配だそうです。

そのストレスでしょうか。

堰を切った様に止まりません。

勿論、娑婆はそれだけでは
飯は食え無い事はお分かりですが

私は自分の恵まれた環境を思うのです。

私は自営ですから

やる事を自分で決められます。

いや、仕事はちゃんとしなければいけませんが。

それ以外は

自分の好きな講座を
仕事以外の時間で開く事ができます。

ですから
先日書きました様な先生を招き
私の好きなテーマで講義して頂く事が可能なのです。

出来ればこれが「逆」だったら

どんなに幸せな事でしょう。

講座を聞きながら

その講座で飯が食えたら。

そんなに世の中甘くはありませんね。

特に私たちが開く講座は

ストライクゾーンが狭すぎます。

宣伝広告費をかけても無駄ですね。

これも先入観かしら。

それはさておき、

今日は大きな収穫がありました。

その営業さんも

SNSは実は苦手との事。

その理由は

実に「我が意を得たり」でした。

それを否定するものではないが

真意を伝え難いとの事。

それを実行しようとすると

やはり文語体になる。

若い方でもいらっしゃる事に安堵しました。

イメージだけで決めつけていた不明を恥じます。

若人もちゃんと考えをお持ちなのです。

「老害」なのでしょうか。

若者の能力をスポイルしているのは

我々世代かも知れないと思うのです。

それも実体の無い「先入観」で。

最近若い人たちが頼もしく思える事が続きます。

誠に喜ばしい。

画像は「あんたがた何処さ♪」の
洗馬橋からの坪井川。

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