当時既に何本か腕時計は持っていましたから
でも、なんとなく気に入っているらしい時計を良くしていました。
そこへサブマリーナが割り込んで来たのです。
これは今でも気に入っています。
早速使いました。
使い始めると、と言うか腕にはめると、
特別はめている事を意識するものではありません。
確か2月頃でしたか
くだんの老舗時計屋の社長さんが遊びに来たのです。
普段通りにお迎えして、
と、思いきや、いきなりその職業柄でしょうか。
「おまえ そのコンビは?」
あ〜 やっちまいました。
とっさに何と言えば良いかパニクりました。
で、出た答えが
「正月香港で偽もの買って来ました。」
で、裏のデスクにとって返し、
引き出しから別の時計をはめて、慌ててもどったのです。
「すいません。へんな物みせちゃって。」
と弁明。
「おまえ偽物なんかしたらいかんぞ。」
「そうですよねぇ〜」
「ちょうど在庫あるから後で届けさせるわ。」
え ええっ〜〜!
多分解ってて仰ったのでしょう。
流石に商売人w
その後サブのウンチクを聞いて、
さも納得したかの様に。ですw
数時間後、営業の方がお見えになりました。
サブマリーナのコンビを持って。
今でもそうですが日本ロレックスでは
その場では保証書は出しません。
住所氏名を代理店から出して後で郵送されて来ます。
それは何を意味するかと言えば
日ロレに登録された段階で、はい中古になります。
平行物なら良いでしょうが、正規物では完全な中古扱いです。
それ以前に結構値の張る同じ物が二本。
目の前にある光景は
「俺は馬鹿だ!」
しかありません。
こんなもの家に持って帰る事もできません。
色々考えましたよ。
「気に入ったから、こっちは保存用」
とか。
アホですね。
通用するはずもない。
その前に香港でやった値切り交渉はなんだったのか。
私は馬鹿でした。
今もですが。
で、一本は多少安価で
お金持ちの友人に引き取ってもらいました。
とさw