一昨日子供の卒業式に行って来ました。
出席する保護者がバラエティに富んでいて
見応えがありました。
料亭の女将風味の気合い入りすぎやろ？
から
「あら今からスーパー？」
の超ラフでフランクな方まで。
多彩です。
不思議な事に
黒のスーツ
例の入学式から冠婚葬祭まで使える。
あれは全くと言って良いほど
見かけませんでした。
あ、お母さんたちね。
お父さんは
まぁ普段通りかな？
仕事着？
男性の場合足元、
履いてる靴見りゃ気合いの入れ方が
概ねわかります。
「気合い十分」
もこれまた殆ど皆無。
男性の場合
普段から礼服着てる様なもんだからね。
概ね真面目なオトーサンが多いのですな。
つか、
ファッションに興味ない方が多いのかな？
主役は子供達のはずですから
テッピウォモの世界が展開される事を
想像する方が間違いでしょう。
別に想像はしていませんけどね。
もしそうだったら
迎え撃つ私が困る。
私も普通にスーツで行きましたよ。
流石にデニムは（笑）
私の場合
「スーツを着る」
が大変特殊な事態ですから
それなりに畏まった気持ちにはなりました。
けどね（笑）
ところで
ハタと素に戻ったんですが
子供が在学した6年間。
結構な回数、学校に行ってます。
もちろん、その中には
帰省の際の送迎も含むのですが
それにしても多い。
今回の卒業式に当たって
自分が高校を卒業する時は
どうだったのか？
それを思い返すと
こりゃこの学校が変わっているのか
はたまた時代がそうなってしまったのか？
私の中で異常に感じるのです。
私の頃は
高校の卒業式に来る親の方が
希少種だったし
そら超少なかった。
勿論、私の親も来ていません。
それに受験シーズンでもあり
地味でこじんまりでしたよ。
そいでね
よ〜く考えるに
今まで
「やれ文化祭だ」
「やれ運動会だ」
「やれバザーだ」
でその全てが保護者参加。
私は渦中にいて
初めは違和感ありましたよ。
しかし、他の子の親が殆ど来ていて
うちの子だけ来ていない。
そうなると不憫でしょ。
と思えばこそ
「なんだかなぁ〜」
と思いつつも行ってたんですけどね。
その内
慣らされて私の内でも
「当たり前」
になってしまっていた。
人間、慣れって恐ろしい。
運動会で走る子どもに
親が大声で声援を送る。
そりゃ幼稚園小学校まででした。
運動場の周りにシート敷いて
家族でお弁当を食べる。
懐かしいですね。
でもそれが
中学、高校まであったとしたら
私的には
「ムムム？」
と奇妙な光景に見えるはず。
私は高校を都内と当地で
２つ経験していますが、
両方ともありませんでしたねぇ。
それが普通と思ってました。
第一、家族で弁当を食べるシーンが
設定されていませんでしたもん。
昼食は教室で弁当でも購買部でも。
ですから学校側もそれが当然だった。
のです。
いつの間にかですな。
ましては文化祭に親が来る？
あり得なかった。
ありゃ子供達だけのお祭りでしょ。
再度
文化祭に親が来る？
超恥ずかしい。
ですし
親も
「そんな暇あるか！」
です。
それらに親が来て
子供も
保護者を意識してパフォーマンス。
そらもう書き出したら
キリがないくらい異様な事が多かった。
これは子供の学校だけのものでしょうか？
どうも違う様子。
何処の学校でも
親が行事に参加
もしくは楽しみに行ってる。
ユーチューブに沢山上がっているのが
その左証。
子供もそれが当たり前と思っている。
しかしですよ
その子供たちは
スマホの世界をはじめとして
各種、超「個」の世界を
作り上げている。
それには親を入れるつもりもない。
し、どうにも理解できないから
親も入るつもりはない。
この二律反するものを
どう捉えれば良いのか？
いや無理に合理を求めず
これが「普通」と受け入れなければ
いけないのか。
いやそれとも私の考える
「合理」が世間様とズレているのか？
そう言えば
近年、入社式に親を呼ぶ会社が
増えている様ですね。
やっぱり世の常識は移ろうもの。
自分の過去に映して事を見るのは
老化の証拠なのでしょう。
まだ
「今の若いモンは！」
と言いださないだけマシかも。
いえね
私は現在の若い人たちの
能力、可能性を高く評価しているのですよ。
それを真っ直ぐ伸ばしてあげるのが
大人の責任なのです。
私が異常と感じる様々な事例。
これもまた大人達の所業なのですよ。
利を求めて色んなツールを作り出し
それがまた新たな社会現象
問題を産み出す。
iPhoneだって初めて世に出た時は
それは画期的で未来でしたよね。
卒業式に出席して
普通に感動して来りゃ良いものを。
ねぇ（笑）