ジビエ料理で家内と話が弾んだ?

九州のローカルニュースで

ジビエ料理の講習会が

行われた旨のニュースが流れた。

 

それを観ていた家内曰く。

 

「ジビエってなぁに?」

 

答えて曰く。

 

「猪とか鹿とか熊とか

人工的に食用に飼育されていない獣」

 

「日本語?」

「知らない」

 

と答えたのだが

いや本当に語源は知らない。

 

ググれば一発でしょうけど

知りたきゃ敢えて辞書引く(笑)

今はめんど臭いからしない。

 

そしたら今度は

「それ食べるの?」

とお聞きになる。

 

「狩猟で獲れれば食べるんじゃ?」

「それって結構違和感がある」

と曰うた。

 

「今肉を食べるって結局品種改良して

人間の味覚に合う様にしただけであって、

肉食と言う点では同じじゃん」

 

そう思いません?

 

スーパーではトレイに乗って

ラップかけてある部位だけしか

見えないわけですから

事「肉食」と言う点では一緒。

 

だと思うんだけど。

 

だってさ

自給自足に近かった昔

 

我が国は「農耕民族」ですから

あまり馴染みがありませんが

諸外国では山に入って獲物を狩り

それを食の主たるものにするのは

当たり前でしたものね。

 

だって「狩猟民族」とか

名前が残っているくらいなのですから。

 

我が国にもいらっしゃいますよ。

だいぶ前のNHKの番組

「プロフェッショナル」でやってました。

北海道のハンターさん。

 

それにしても思うのですが

「所変われば品変わる」

 

でありまして

タンパク質と脂肪を直接摂る方法は

国、民族によってかなり違います。

 

そら、お互いに

「え〜 そんなもん食うの?!」

と、なる訳でありまして

特段驚くことではない。

 

例えばデカイ虫であったり

それも白くてサナギの様な。

 

例えばアザラシであったり。

植村直己さんがご健在で

アラスカで過ごされた頃

地元の人と同様

生でアザラシをお食べになっていた。

 

慣れりゃどうって事ないのかも知れません。

が、

あ〜 想像したくない(笑)

 

あ、話変わりますが

アグネスチャンさんが初めて日本に来た時

日比谷公園でとても驚いたそうです。

 

あそこに群れなす「鳩」。

それを見るに

「美味しそう〜!」

「なぜみんな食べないの?」

 

私らにゃ鳩食う習慣はありませんものね。

そう言えば

おフランス料理にも鳩はありましたね。

習慣がないのは我が国だけかも。

 

ところで

家内は肉はあまり好みません。

「魚派」ですね。

 

わたしゃ「肉派」。

魚は食べません。

ですから「ジビエ」と聞いても

あまり違和感はないのです。

 

ところが家内は

ただでさえ「高級和牛」の写真を見て、

あれって散々手をかけ実に肌の艶と言い見事

それを

「わざわざ手をかけてこんなに綺麗にした

牛を食べるなんて。」

と呟きます。

 

それが自然界にいる動物をだなんて

トンデモナイと。

想像するに

自然の中で懸命に

しかもスクスクと育った

野生の動物をパーンとやって食べる。

多分、同じ哺乳類として

憐憫の情が湧くのでありましょう。

 

しかしですな

彼女は魚派と言いましたが

 

魚だって養殖だって天然だってあるでしょ。

 

実際同じ魚なら天然の方が高級です。

 

それって

立派な肉で言うところの

「ジビエ」じゃん。

 

例えば若狭湾で平和に泳いでいたら

「あれ?」

と気がついたら舟盛りにされてた。

の方がよっぽどじゃありません?

 

例えばアフリカ沖を平和に泳いでいたら

いきなり捕まり凍らされ意識を失い

気がついたら極東の寿司屋に並んでた。

 

とか。

 

家内は魚の食べ方として

「寿司と刺身が美味しくて大好き」

と良く言いますが

あれ

「生」ですよ「生」。

 

それがわからない。

だってお肉大好きな私でも

いくら好きだからって

 

阿蘇に放牧されてる赤牛を見て

「あ〜たまらん。美味そう!」

と、そのお尻に

かぶりつきたくなる衝動を抑えるが大変。

 

なんて起き得ませんものね。

 

しかし「魚派」は違う。

その姿、色、大きさを見た段階で

「美味しそう〜!」

 

彼女はジビエを食べる。

 

それも「生」で。

その違いに彼女は

気がついてないのであります。

あな恐ろしや。

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