幾つになっても女性からお声がけ頂くのは嬉しいことでございます。

昨日書いた鹿児島の学校で

家内を待っている時の出来事。

 

子供の学校にはカフェがあります。

程の良い「学食」ね。

そして外にも椅子とテーブルがあります。

冬や夏の季節が厳しい時はともかく

今頃のシーズンはそこに陣取ると

大層気持ちが良い。

 

PTA総会が終わり

その後の行事もありましたが

それは家内に任せて

私はカフェの外のテーブルで

一人待っておりました。

 

家内も終わったらしく現れましたが

なにやらまた出かけて行きました。

同級生のお母様と懇談なのでしょう。

 

同じテーブルの反対側に

身だしなみの良い

凛とした在校生のお母様が

一人座ってらっしゃいます。

テーブルが大きいせいもあり

距離はあります。

なにやらスマホをいじってらっしゃる。

そこへ我が子が現れましたが

家内がいないことには動きがとれませんから

一緒にしばらく待っておりました。

 

電話しても繋がりません。

多分行事に参加した時に

電源を切ったままなのでしょう。

そこで息子に

「ちょっと探してこい」

で彼は出かけました。

 

するてぇと

前にお座りのくだんのお母様。

突然

「これ手作りなのですが如何ですか?」

とジップロックに入れたお菓子を

私に差し出されます。

 

不意な事で混乱しましたが

断るのも失礼ですから

「ありがとうございます。」

と一欠片つまんで口に放り込みました。

 

「おいしい。お上手なのですね。」

と返しますと

それから

「何年生ですか?」

「どちらからですか?」

等々ご質問頂きまして

返答だけするのも

これまた失礼ですから

逆に聞き返し

会話を楽しませて頂きました。

 

正面向いてお話ししますと

大層美しい方。

身なりもシックで華美に走らず

さりとて地味でもない。

良いところの奥様なのでしょう。

 

私の実物をご存知の方なら

お判りかと思いますが

気軽に話しかたくなる様な

風態ではありません。

 

しかし、その実は「軽く」て

そんなことは全くないのでありますが

巷ではいざ知らず

学校では知り合い以外

話しかけられる事など

まず「無い」。

 

知性的な美しい女性に声をかけられる。

男(おのこ)と生まれしは

幾つになっても嬉しいものではございます。

つくづく実感させて頂いた

昼下がりでありました。

ありがとうございました。

 

もう少し

家内が見つかるのが

遅かったら良かったのに。

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