先駆者は孤独であり、孤独に耐えた者が勝者となる。

先駆者は常に孤独であります。

 

だってそうでしょう。

同じことやってる人が隣にいないのですから。

大きな成功から小さな成功まで違いはあれど

「誰もいない」状況で物事を進めて行くには

それ相応の覚悟

そして不安と戦う事を強いられます。

特にお金が絡む事になりますと。

 

小さな小さな自例を一つお話させてください。

 

会社員を辞め自営の道を決める事ですら

それ相応の覚悟が必要となります。

他人がその業種で成功しているから

自分も成功するとは

約束されてはいないのですから。

 

で、まぁまぁの結果が出始めますと

じゃ、その界隈で他社を出し抜き

占有率を上げるにはどうすれば良いのか?

 

そこでお題の孤独との戦いが始まるのです。

 

私の場合はまず写真業界で始めました。

そこそこの成績は出していたものの

あの業界は「新製品」が出しにくい。

サービスの向上がその主眼となります。

 

話は飛びますが

とある外国に行った時のこと。

撮った写真を現像に出しました。

出来上がりの写真の大きさは

当時の日本では

EサイズとLサイズが主流でしたが

そこでは普通に「ポストサイズ」

ハガキの大きさが普通だったのです。

 

そういえば

映画で見る写真のサイズは

飾るのが前提ですから

小さくてもハガキサイズ。

我が国ではアルバムに整理

もしくは添付されてくるサービス品の

ポケットアルバムに入れて人に見せる。

で、大きくてもLサイズ。

が主流でした。

 

そこで「はた」と考えた。

値段が一緒なら

ポケットアルバムに入れて見せるにしても

大きい方がいいんじゃね?

 

早速帰国後

メーカーさんに打診。

すると現状では大変難しい。

 

なぜなら写真とアルバムを一緒に入れて

お渡しする「袋」が対応していない。

あの写真袋

系列のメーカーさんのものに

会社名、店名を入れてもらったものを

普通は使います。

結構な量を毎日消費します。

それが

L版が収まるアルバムが入るサイズまで。

 

つまり「ない」。

 

更に印画紙の横幅が大きく違いますから

ロール当たりの単価が上がり

原価率が大幅に上がる。

ついでにサービスでお付けする

アルバムの単価も上がる。

すなわち

「儲け」が一気に下がってしまう。

 

でもね、こだわったのですよ。

袋は地場の大手に

作ってもらってなんとか行けそう。

完全オリジナルですね。

添付のアルバムは

大幅コストアップになりましたが

これも「飲む」ことに。

印画紙は年間の買い付け量を決め

大幅に下げてもらいました。

 

なんとか計算上採算ベースに持ってきて

さて始めたのは良いのですが

ナカナカ

お客さんの反応は鈍い。

 

ここからです。

孤独との戦い。

やがて一年かかりましたかね。

お客様に支持をいただけたのは。

 

そうしましたら

今度は近隣の他社が真似を始めたのです。

 

メーカーさんが首を傾げました。

「この地域はこのサイズのペーパーの出荷量が異常に多い」

 

愉快でした。

その後デジタルの波に飲まれ

みなさんご存知の状態になり

その前に撤退しましたけど

一度でも「先駆者」になった気分は

結構な自信として蓄積されます。

 

雪山で山頂にアタックをかける。

当然前には誰もいないし

後ろにもいない。

周りは真っ白で

自分の吐く息が白くキレギレに。

雪を踏み固めるアイゼンの音と

冷たい風の音。

その孤独に耐えた者だけに与えられる

「登頂」のご褒美。

 

勿論、てっぺんには自分一人。

 

「ヤッタァー!」

 

ですね。

 

ただね

登頂ルートこさえると

みんな登って来ちゃうのが

なんともねぇ(笑)

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