NTTが電話会社でなくなる日

NTTが既存の固定電話への設備投資をやめるそうな。

そして距離に応じての料金設定もやめる。

「ついにここまで来たか!」

の印象です。

実に感慨深い。

民営化され、その株で

「濡れ手に粟」の思い出が嘘の様です。

随分前、私が学生の時分

アパートの自室に電話を引くのは

そら大ごとでした。

まず債権を買わなければならない。

学生だった私には高額でした。

「電電公社」から買うよりは

なぜか不動産屋さんから買う方が

多少安かった。

それから引き込み工事。

これまた学生には高かった。

しかし

債権、名義が自分の名になったのが

随分誇らしかったのです。

「お〜」

でした。

でもねぇ毎月の基本料金、

これは大層な負担。

さらに電話機があるのに

滅多に電話をかけるものじゃありません。

通話料が上がる。

ひたすらかかって来るのを待つだけの電話機。

思い出してもおかしな光景です。

その債権がただの紙切れになってから久しい。

それから「ポケベル」の時代を経て

レンタルの移動体通信、

アナログ式の携帯電話。

そして、その「売り切り」が始まり

ケータイの百花繚乱。

それにとどめを刺したのは

なんと言っても

スティーブ・ジョブズさんの

「携帯電話の可能性を再定義します。」

でした。

実際の所

「再定義」どころか

「大改革」となったのですが

その改革はどこまで行くのでしょうか?

その道の方たちにとっては

「正常な進化」で合理なのでしょうが

一方的にそれを享受している私にとっては

正直

「そんなところまで!」

その進化を予定しているとは驚き以外の

何者でもありません。

モノがネットに繋がる

IoTは友人の言葉を借りれば

3月にはトレンドから外れるそうですが

ビッグデータがクラウドに上がって

その後ろにはAIが恐ろしい進化を遂げて

控えている。

この現実は実際の生活者には見えません。

しかし確実に

「生活に欠くべからざるもの」

になる事は想像に難くはありません。

あの大会社のNTTが

大変革を強いられる時代が来ているとは、

どんな変身を遂げるのか楽しみでもあります。

できれば「目に見える」形で変身して欲しい。

時代は私にとって恐ろしい程

その裏側は変わって行く様子。

「まさか!」

が現実になる日々の連続です。

不謹慎を承知で申し上げるなら

先の東北大震災。

東京電力の原子力発電所が

甚大な被害をもたらし

お上の介入する事態となっています。

でも、当時まさかあの東電の経営が

この様な事態となることは

予想だにできませんでした。

天下の大企業であります。

株価が急落した時に

これは「買い?」

と思ったのは私だけではないでしょう。

その「まさか」が何時起きても

おかしくない時代であることは間違いない。

それを予定調和とする人たちがいるのも確か。

大きな二極化が益々加速して行くのでしょうね。

アイキャッチはアップルさんのです。

 

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