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お久しぶりの「陣太鼓」。
お茶請けに下卑た話でも一つ。
時に「思ったら即行動」が
後々に影響する事についての一席、
お付き合いの程を。
高校途中で九州へ
家族で引っ越しして来ましたが、
その時、我が家では以前から
都内に家を建てる計画がありまして
それが「いよいよ」の段階でありました。
それまでは借家住まい。
候補地を絞り何箇所か見ていましたが、
「ここよね!」
の場所がようやく決まり、
決まりはしたものの
優柔不断な父のせいもあり
延ばし延ばししている内に
いきなり「九州へ」の話が割り込み
結局家は建てずじまいとなったのです。
今でもその候補地は
何度も見に行ったせいか良く覚えており
「あそこに速攻建てて今でも持っていたら」
と誠に下卑た事を、
たまに思わないでもないのですね。
九州に越したとしても当時は家長の
祖父と言うスポンサーがいましたので
ぶっちゃけ、どうとでもなったのです。
実際、住まなくても
借家にしておけば良いのですから。
これは私の時代の話。
次は父が学生の時代の話。
私が学生の頃
父がたまに私の元に来る事がありました。
当時私は中央線沿線に住んでおり
父がある上京した折に
彼が学生時代に過ごした
「住んでいた家を見に行く」
と突然言い出し
同道した事がありました。
場所は中央線が新宿超えて
山の手の内側に入ってすぐの所、
そう二つ目ですかね。
奇遇です。
私が中学時代に毎週末通った所。
「流石にもう無いだろう」
と思いつつ、ついていきますと、
ありました。
駅から近く、閑静な場所。
そしてその家は、大きかった。
庭も広い。
父も
「まだあるんだぁ」
と懐かしんでおりました。
当時はその家に間借りしていたそうですが
家人からその家を手放す話が持ち上がった。
次々大学に上京する親戚の為
また父の兄弟の子供がいずれ
どうせ皆進学して上京して来る。
父は兄弟多い中の末っ子。
上は皆、かなり年が離れてました。
みんなそこを根城にすれば良い。
祖父が
「話をまとめるから」
父に
「買い取る旨伝えよ。」
当時まだ学生だった父には
実感がつかめず、
尻込みして
いつの間にかウヤムヤ。
末っ子で
甘やかされて育てられていましたから
全く「欲」と言いますか
「こだわり」がない。
ですから以前書いた様な事が起きても
常人とは違う感覚である様子。
もしもその時、
適切な判断
この場合、家を買い取る事ですね。
「しておれば。」
などと下卑た事を考えます。
状況を把握し
可能なら「即行動」が後々に与える影響は
「大」であります。
都内にも不動産があったなら
そりゃ「相続」にも力入りますよ。
状況を把握できない頭だったらどうなるか?
それは私もやらかしましたけどね。
「即行動」して大損害。
私は大層 頭の悪い様子。
実はこれが一番「タチが悪い」
残念ながら
人生には「もしも」は「ナシ」なのですね。
お粗末。