数字が実証する「人は本当に変われる。」

昨日の午後

最後まで残っていた受講生の

講座が終了しました。

 

今日が本試験。

 

結果は夕刻から夜にかけて

年によってバラつきはありますが

ネットで各問の解答、

合格予想点が発表されます。

 

あくまでも「予想点」ではありますが

それは何故か見事に毎年ズバリ当たります。

ですから本発表の前にもかかわらず

その日には合否が分かるのです。

その結果の報告を受けるまで

私は今日は落ち着きません。

 

長い人で半年。

短い人で約一ヶ月。

講座によって

期間の長短はあるものの

彼ら彼女らと過ごした時間は濃密でした。

 

先に書いた通り

みなさん仕事を持っており

普段来られる時は夜。

帰るのは当然深夜。

休みも職種によりマチマチでしたから

朝から深夜まで

どなたかの顔を見る事になります。

 

この一ヶ月はみなさん

ほとんど毎日来ていましたから

それが当たり前の様になっており

突然月曜日から顔を見る事がないのは

わかっていても

少し寂しい。

 

各人最後の講座の終わりには

受験場に持っていく物を確認して

「テッシュは必ず持って行けよ。」

「ハンカチ忘れるなよ。」

「時間には余裕持って行けよ。」

等々

まるで子供を送り出す様ですな。

 

しかしみなさん良く頑張りました。

特筆すべきは

以前ここに書いた二人の青年でしょう。

講座終了が近づくと、

私は「おまけ」で

過去の本試験用の模試を受けさせます。

それもガンガン。

ですから「毎日」にもなるのですが。

 

それがこの二人

最初にここにやって来た時のレベルからは

到底考えられない結果を出していたのです。

軽く「倍」

プラスアルファの点数。

 

人間ってすごいですね。

自分の意思で自分を変えられる。

もちろん良い方に。

 

試験問題を見ても

「何が何やら」

だったのが

「あちゃ〜 これ引っ掛け問題だったか〜」

短時間でのこの変化には

正直驚きました。

 

その真摯な向き合い方に

私が逆に恥ずかしさを覚えるのです。

教えられる事が多い。

それも「身を持って」。

 

当然ですが

「試験」は「水物」の要素も含みます。

送り出した全員合格圏内にはおりますが

私にハラハラはあって当然でしょう。

 

毎年、また毎講座ごとに

集まり散じていくのは

この稼業の常ではありますが

毎回寂廖感はあるのですよ。

 

この私でも。

 

祈る合格。

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