今上陛下生前退位のお考えの報に接しての感想。

今上陛下が退位のお考えを伝えられたそうだ。

報道される前から内閣府では準備室を設け

極秘に典範の調整に入っていたとかいないとか。

報道されるとは、

宮内庁の事だからかなり前から

一連の動きを内部でしていたのは間違いない。

と思う。

思い返せば

今上陛下は現憲法下のかなり厳しい制限下で

自分なりのお考えを具現化されて来た方だと思う。

これが実現するかどうかはわからない。

しかし現憲法下であるから

せいぜい70年。

天皇家の歴史から

いや

日本の「事実」とわかっている年代から数えても

ほんの「一瞬」である。

生前に退位され上皇になられた例はいくらでもある。

何を躊躇するのであろうか。

何を難しく考えているのであろうか。

今回のお気持ちには

自らの自らに課せられた責務を

真摯にお考えになってのものだと推察する。

何度か遠目ではあるが

お姿を拝見させて頂いた。

こちらをお向きになった時は

自然と頭が垂れる。

クソ寒い中

元気だった頃の母にせがまれて

正月の一般参賀に二重橋を渡った事もある。

クソ暑い中

砂利道を踏んで義理の母にせがまれて

二重橋を拝みに行った事もある。

私は俗に言う

「天皇論」

をとやかく言うつもりもないし

何か一家言持っている訳でもない。

しかし我が国が天皇を戴く事が

少なくとも私には国民であるとの

朧げながら自覚をもたらしているし、

その事実を「素敵」と思う。

今回のもう一つの問題の一つ。

皇太子不在になることへの問題。

これには即答できる。

良いではないか。

過去の事実としての歴史には

女性天皇がいらっしゃったのだから。

今から二代後の天皇が女性で何の問題があろう。

万世一系であるから良いのである。

解釈の違いである。

大体どうしても男子を

皇太子一家は産まなければいけない

などとは馬鹿げている。

ここまで正直に心情を申し上げたが

急に民族主義に目覚めた訳ではありません。

渡航帰りでもありません。

海外に行って帰って来ると

「急性ナショナリスト」

になられるお方もいらっしゃりますから。

誤解なき様。

それはともかく

今回は陛下が

「ビックリ」のお考えを

外に自らお伝えになり

それが本気である事に

誠に感服した次第。

表題画像 出典http://smiley-vicky.at.webry.info/201209/article_26.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です