ゆく川の流れをひがむ。

一昨日所用にて博多へ行って来ました。
とんぼ返りでしたが「フツーが一番」
と、改めて感じた次第。

そう言えば
一昨々日の夕食は熊本の博多ラーメン。
勿論「替え玉」しましたとも。

今「方丈記」が密かにブームだとか。

「同じ畳でも京間は広い。」

とか野暮な突っ込みは無しにして、

近年確かに天災が度々起きてます。

いにしえ人の無常観に触れるのも悪くはありません。

改めて考えますと
昔の人は結構「粋」ですね。

もっとも昔の人も様々でしょうけど。

それは置いておいて

茶道とかその典型だと思います。
茶室の造りとその概念。

鴨長明にしてもそうですが
雑な欲を廃し
とことん己の心を研ぐ行為を実行に移す。

なかなか俗人の私には出来そうもない。

かの随筆は読んで面白い。
彼は今で言う作家ですね。

「一辺一丈」の家。

余裕がないと出来ない芸当です。

昔読んだ星新一さんの短編を思い出しました。

ジイさんが夕暮れ時に何を食べるか悩み
魚を七輪で焼き始める。

一見質素な生活ですが、

「全く会長はどれだけ酸素使うのだ。」

と、ぼやきが入ります。

実は大きなロケットの中でした。

との「オチ」ですが
それを連想してしまいました。

ボヤき、いやヒガミです。

私の。

今回の震災で家財道具が殆どアウトですから、

「これを機に。」

と少しは考えないでもないのですが、

どうせまた時間が経てば、

元の黙阿弥になる事はわかります。

心に沈んで行く澱と同じですね。

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