山岳部 モロ体育会の 2

スポーツ特待との制度があります。
山岳部は聞いた事ありませんが
特に私立大学ではそれ専門の学部すらあります。

一般で入学してきた学生には「体育会」は辛すぎました。
まず訓練が辛い。

山岳部ですから山登るのがメインかと思いきや
昼休み、放課後すぐ集合がかかります。
基礎体力つける為に走らせる走らせる。

リュック背負って。

トレッキングがメインかと思ってましたが、
甘かった。
山には岩場があるのですね。
当然ロッククライミングの訓練もあります。

オーバーハングの訓練では校舎の鉄筋の非常階段を
カラビナとアブミを使って裏側から登って行きます。
まず一階の踊り場付近で完全にギブ。
不安定な上、次のポイントまで手が上がらなくなります。
先輩たちは猿の様にホイホイ登ってアッと言う間に屋上です。
で、
怒られる怒られる。
理由なんて言わない。
ひたすら「オス」
叩かれて「ごっつあんです」

懸垂下降の訓練も
屋上から下見た時
「死んだ」と思いましたよ。
これは慣れでしょうけどね。
ちゃんとした練習すると左程では。
あまり力使いませんし。

都の外れに各大学が使う練習場みたいな所があるのですが
そこでちゃんと準備してないとどうなるか見た事があります。

懸垂降下でスルスルと降って来てそのまま落ちちゃった。
他校の部員でしたが
救急車で運ばれて行きました。
原因は、
ザイルの端に止めを作ってなかった。
それだけだったんですけどね。
そりゃ落ちますわな。

二泊位でチョイとした山に登る事もありました。
予算の都合上夜中に新宿駅を出るのですが
OBさんも数名が見送りに来ます。
一升瓶持って。
もうやめて欲しかった。

だって、誰が背負わされるかわかっていますもん。

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