ロレックス デイトナ 博多 4

J君とは私が大学で上京してからも
帰省して東京に帰る時は、
必ず彼の家に泊まってから博多発の飛行機で帰る。

それ位仲良くして貰いました。

家族の歓待も嬉しかった。
家族同様の扱いですね。

博多発の始発は結構早かったのですが、
当たり前の様に車で空港まで送ってくれます。

その車の中で、確か何度目かの夏でしたか
彼の腕に巻かれてる時計が目に留まったのです。

「その時計なん?」

「おやじがシンガポール出張した時に買って来てくれた。」

「面白いね」

「うん、結構気に入ってる。」

マジマジ見せてもらったのですが、見た事無いメーカー。

そりゃそうでしょ。
当時の私は「時計」と言えば
セイコーが一番と思っていましたから。

ああ、言い忘れましたが
彼の父上は某会社の社長さんである事は聞いていました。

その時計の12時に王冠のマーク。

おまけに小さな針が3本付いています。

後に結構な本数の時計を買いましたが、ある時計を買った時

「あれ、これは〜!」

そう、彼が付けていた時計だったのです。

ロレックスのデイトナ。

時計を買う時は店を決めていましたが、
そこの人に話を聞くと
当時のデイトナは、今トンデモナイ値段が付いている。

との事。

私が買った時も「手巻き」だったのですがね。

当時からそんなメーカーを知り、
息子の土産に買う位
私ん家とは世界が違う家庭だったのですね。

最近はネット社会ですから、
当時の年代のデイトナの販売値段を調べると、
やっぱり世界的にトンデモナイですね。

そのフォルムは憶えてますから、
私も結構な時計好きなのでしょう。

日本で販売されたもの以外にロレックスには
同種でも数多くの種類があります。

ダイアル、針もそうですし、ベゼルもです。
彼の持っていたデイトナは、
控え目なインデックスに焼きの入ったブルーの針でした。

しばらく、と言うか随分彼とは会っていませんが、
今でも彼の腕で時を刻んでいるのでしょうか。

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