フランクミュラー 見参。

基本的に私は丸型の時計が好きで
持ってる時計は全部丸型です。
いや、でした。

ある日くだんの時計店の営業の方がいらっしゃいました。
「見せたい物がある」との事。
で、アタッシュを開けると
樽型の時計がいっぱい。
トノーカーベックスって言うんですか。

「これなん?」
「フランクミュラーです」

名前は知っていました。
天才時計師と当時言われてました。
ネタは社長からですが。

なんでも、スイスには時計を作る学校があるそうで
そこで優秀な方だった様です。
メーカーからの勧誘を断り
自社ブランドを立ち上げた兵として有名。

で、決めセリフが
「機械も自社製です。」でした。
触った質感も良かったです。

カサブランカ

まぁこれかな。
と、思いきや
後から出てきたのが

コンキスタドール

樽型でありながら圧倒的な存在感。
厚みもそれなりにありましたが
時計自体にカーブがつけてあり
装着感は自然です。
文字盤がまたユニーク。
当時はですよ。
アラビア数字が文字盤からはみ出さんばかり。
でも、日付、針等は基本的で実に堅実に
良く作り込んでありました。
秒針の先端が赤い三角って言うのも
なかなか時計好きの心をくすぐりました。

一目惚れでした。
この時計は随分長くしていた様な気がします。
色んな資料を持って来てもらって「悦」に入ってました。

現在のフランクミュラーはデザインが先鋭的過ぎて
ついていけません。
値段もですが。

随分強気の方なのでしょうね。
新進でありながら
自分の名前を冠したメーカーと言うだけでも凄い自信家。
値段も私の求めたものは当時の
ロレックスのデイジャストのコンビより高かった。
ステンでですよ。

値段も自信家ですね。
まぁ今でも残って高い物作り続けていらっしゃるから
評価は高いんでしょうね。

当時は私の常識を外れない範囲でユニークでした。
もっと他の種類見たくて仕事で上京した折には
当時銀座の香蘭社のそばにあった日本支店まで行きました。
現在は違う所にある様ですが
今はついて行けないデザインと値段となり縁がありません。

これは私の事業が上手く行っていた頃の話であり
今は時計どころではありませんけどね。

余談ですが現在のロレックスは値段高いですね。
ものによっては「倍」
それ以上のものもありますね。

自身でしか割れない積み重ねの日々はかけがえのないもの。話は多岐に渡ります。