不摂生のススメ。その2。

一年前の今日

「不摂生のススメ」を書いてます。

その第2弾。

 

新しい健康ブームがキテます。

 

「新しい建物が出来たなぁ」

 

震災後建て替えられたビルが

チラホラの熊本市ですが

夜でも明かりが煌々とついて

で、大きな窓から

こちらを向き

何やら同じ動きをする人たちが。

 

「はぁ、またジムができたのね」

 

と感想する夜が何度かあります。

 

健康ブームはこれまで幾度となく

我が日本列島を襲い

そのタイプは色々あれど

今回はジム形式が多い感じ。

 

ちょい前までは

ランニングでしたかね。

今でも結構な数の人たちが

早朝、夜

「あ、こんなウェアもあるのね」

と感心する格好で

ストイックに走ってらっしゃいます。

 

実に「健康的」で良いじゃないの。

ランニングハイ。

これ一度味わうとやめられないそうです。

わたしゃ根性ないから余裕で無理。

つか、疲れることしたくない(ワハハ)

 

で、今度はジム。

聞くところによると

都心ではコンビニの二階にも

設置する系列があるそうな。

 

この現象を違う角度から考える

わたしゃ「天邪鬼」。

 

まず個人に専属のトレーナーが付く

本格的な体型作り。

これ、本格的な人と会社に頼むと

「え?」

と驚く様な金額を求められます。

その前に入会金がハンパない。

これは世の平均年収の方には

これまた余裕で無理。

 

実際

もう数十年前にジムに入会しましたが

そら高かった。

で、月謝払って

行かない(笑)

 

最初は行ってたよ。

根性ないのよね。

わたしゃ。

 

ところで

何故巷にジムが増え出したのか?

 

で、何故経営的に成り立つのか?

更に、支出する消費者は

その金額を払えるのか?

 

これ全て企業の計算の上に

「出来るのです」

 

まず経営者の側から考えますと

設備投資はかかります。

しかしそれは限定的なもの。

つまりトレーナーが付かなくても

使用者が自力で使えて

危険がない物に限られます。

当然、高額な設備は置かない。

 

よって私らの頭に残っている

昔のスポーツジムの体裁ではない。

それにトレーナーが必要ないと言う事は

人件費がかからない。

ランニングコストが低く抑えられる。

 

で、使用者側から見ますと

近場で低価格のジムですと

金額と距離から

お手軽に通い易い。

 

その原動力は「時流」。

何しろ我が国民は羊でありますから

みなさんがおやりになっている方向に

流れやすく群を作りのが好き。

 

で、企業としては当然

トレンドを作り

手がかからず儲かるとなると

雨後の筍の如く乱立。

 

そしていきなり撤退。

で、次の健康ブームを作り出す。

 

これは何も「健康」だけではありません。

世の資本主義の

「持ってる」側から言いますと

 

「理由」は全て後ずけ。

 

てめえの企業が差別化できて

儲かって生き残れれば

それでいいのです。

 

昔は厳しい生き残りを賭けた競争に生き残り

「生存者利益」重視でしたが

現代はなんでもかんでも

「使い捨て」

 

儲からなくなると

サッと手を引き

次の獲物を探す。

近年、その手のやり方が増えてます。

 

健康って

そんなもんかなぁ。

マッチョにならずとも

またテレビで毎日流れている

健康法を使わずとも

甘いもの我慢したとしても

逝くときゃポックリ逝くのよ。

それ現実に見てるから

生きてる時ゃ

 

好きに過ごすのが一番。

 

現代の長寿現象は

偏に医療技術の進歩の賜物であることが

スッポリ抜けてますよね。

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