物欲を掻き立てる「舵」に「カーグラ」どちらがお好き?

フィッシャー25。

 

何かの拍子にフト思い出し

「確かカタログを取り寄せていたよな。」

と探すけど

当然ある訳がない。

 

そりゃ随分景気が良かった頃の話で

それから貧乏になり

もしカタログが残っていたとしても

一昨年の地震で

どっか行っちゃった。

 

よね?

 

えと当時の趣味と願望は、

元来お外で寝るのが好きで

山に於いてはキャンプ。

海に於いては

ボートがホスイ!

 

それにお約束の

日常においては趣味としての

車が好き好き(笑)

 

まぁキャンプはいくら装備が高価と言えども

そら知れてますわな。

 

まさかテントが家一軒分?

なんて事は、まずないでしょう。

 

ところがだな

海と車だと

それが平気で起きちゃうだな。

 

当時の月刊愛読書は

舵とカーグラ。

 

両紙共読み応えアリアリ

物欲を掻き立てる双璧でした。

 

ビンボーになって久しく

同様に両紙から遠ざかって久しいのです。

 

なぜって?

 

だってさ

「あ これいいな!」

 

と思っても

買えなきゃ読むだけ無駄じゃん。

読むだけ虚しい。

 

だから自然と遠ざかる。

 

で、たまに思い出すのよね。

 

特に「舵」に長年連載されていた

なんだっけ?

「なんちゃら夜話」

これってロマンでした。浪漫。

 

で、当時本気で検討始めたのよ。

どうせなら本格的な物をと

フィッシャーと言うモーターセラーに

狙いをつけたわけね。

 

これってどんな船かと言うと

ダブルエンダーのスクーナー。

スターンがバウと同じ形をしていて

とてもクラシカルで雰囲気が良いのですよ。

 

と言うのは30フィートを超えるやつで

雰囲気は良いんだけど

シングルハンドでは無理かな〜って。

それで25となったわけです。

 

しかし25になりますと

ダブルエンダーではありません。

でも雰囲気満載。

 

ところがだな

これが車以上に金かかる。

 

船体は買えたとするでしょ。

艤装を整えたとして

マリーナ借りなきゃいけない。

で、海に入れっぱなしとは行かないから

たまに上げるなり

定期的に上げないとしても

年に何度か船底の塗装と

手入れはしなきゃいけない。

それ自分でやれるかちゅーと

まぁやれないことはないけど

普通はお願いしますよね。

 

それで年に何度かしか乗らないすると

一回あたりの乗船代が

自分の船なのに

とんでもない金額になってしまう。

 

ってのは目が眩んだ当時の私には

わかろうはずもなく

ひたすら他の艇と比較検討を続けていたのよ。

 

遠く関東に義妹がおります。

 

彼女、なぜか勘がいい。

本当に不思議なくらい。

ある日、家内に電話が入りました。

 

「兄さん、何か企んでるわよ」

「ひょっとして船行きそうな気がする」

 

とストライクなご忠告。

 

で、私の職場にガサ入れが入ったのです。

そしたら出てくる出てくる

お船のカタログ。

 

「あなた!!」

 

そらそうですわな。

そのチョイ前に

いきなり

ドイツ製のV8 5000ccの車を

買ったばかりでしたから。

 

でもねある船乗りに言われたのよ。

 

「船はお前は買わない方がいい」

「自分で仕上げて寝泊まりするヤツか余程の金持ちか」

「じゃないとお前の運気が下を向くぞ」

 

って買わなかったけど下向いちゃった。

心の隙を好かれたんでしょうね。

はい

現在、思いっきりビンボーです。

なにか?

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