オカンの施設入所が決まった。

母親の施設入所が決まった。

 

突然朝から電話が鳴り

それも画面を見ればケアマネさん。

そりゃ「何かあった!」

朝からその筋からの電話と言えば

そりゃ構えますよ。

 

で、恐る恐る出てみますと

これがまた案の定。

予感的中。

 

ですが、それは他人様の親御さん。

なぜ他人様の不幸を私に知らせて来たのか?

いえ、あからさまに伝えて来たのではありません。

 

結果から書きますと

「うちのオカンが施設に入れますよ。」

のお知らせ。

あの手の施設は

そら順番待ちの状態は皆さんご存知の通り。

もう大変なのですよ。

 

私のところは

以前までは「一人がいい」。

「お願いだから好きな様にさせて」

で独居。

実に手間がかかって大変でした。

 

しかしそれは食べず嫌いでありまして

 

我が母親は若い頃から常人と違い

「思い込んだら」

と、飛雄馬ばりの意地っ張り。

 

で、もひとつワガママ。

それも「超」が付く。

それに周りがどれだけ振り回され

そして失った物理的、

いや人間生活で大切なものを失って来た事か。

 

は、ともかく

年末にコケて

「痛い痛い」

で病院に検査入院。

異常はなかったものの

正月を控え

正月早々独りも寂しいだろうからと

ショートステイを数日繰り返しました。

するてぇと

今度は我が母上

 

「施設に入りたい。なんとかしなさい。」

 

と180度方向転換。

 

施設の責任者の方と

ケアマネさんに相談して

一応申し込みは済ませてありました。

 

あの手の施設は女性の「待ち」が

圧倒的に多い。

介護4でも入れない人がゴロゴロ。

ましてや「独居」を自ら希望する

年寄りがすぐに入れる訳がない。

 

しか〜し、うちのケアマネさん。

ちょいと前に

必殺技を実は仕込んでいて

入所資格を見事に得ていたのです。

 

それがあって

で、今度は施設の担当、責任者さんが

数少ないチャンス?機会を捉えて

これまた必殺技を。

 

これ以上は書けませんが

裏技連発で見事に入所できることとなりました。

 

で、それを伝えて確認を取るのと

施設の書式を整えなければいけませんから

急遽実家詣でとなったのですが

そこでまた一悶着。

 

最終確認をオカンに取ります。

「もうここには帰ってこれないからね」

と現実を伝えますと

また迷う迷う。

後戻りはできません。

なぜならこの機会を逃すと

 

今度はいつ空きが出るかわからない。

 

で、本人も納得の上、施設で契約を

済ませて来たのですが

後戻りは出来ない事をわからせる為に

その場で受信契約の解除とか

電話の廃線をお願いして

わからせたのであります。

 

帰り際

「動けない。目眩がする。」

と弱々しい姿を見せる母。

今日の夜が心配になる程でありまして

ケアマネさんに電話でその事を伝えますと

 

「大丈夫大丈夫。一人の時は動いているから」

 

まぁ施設に預けた方が

私の心臓には良い様です。

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