滅多にラジオは好んで聞かない。

 

稀に家内の車を運転すると

いつもNHKの第二放送がついていて

スタートすると教育番組が流れる。

私が運転する時間帯は

ほとんどが外国語の講座ばかりある。

 

つまらないので切ろうとするが

なにしろ私はアナログ人間である。

タッチパネルのどこをどういじって良いのやら

訳がわからないうちに

いつも目的地に着いしまう。

 

思春期の頃

ラジオは良く聞いていた。

そのほとんどは音楽番組であった。

 

今時の様なJpopは当然なく

日本の庶民が聴く音楽としては

歌謡曲がその主なものであり

それがゆえ

当時のロック少年としては

深夜が楽しみであった。

 

両親が寝静まった深夜

イヤホンから流れて来る

当時はFENと言ったが

駐留米軍の放送は正に「宝庫」。

 

似た様な経験をした同世代の人は多い。

 

同時期に志を同じくした

言わば「同志」が

現在のJpopの礎を造って行ったものと

実は考えている。

 

第一、日本語で歌うのに

後ろに「バンド」が控えている光景は

今までなかったのだから。

 

バンドと言っても「箱バン」ではない。

全部エレキ。

基本、

ギター、ベース、ドラムのそれである。

それも8ビート、16ビートでリズムを刻む。

 

あ、今日のお題は「ラジオ」であった。

 

話戻して

 

何気にFacebookを眺めていたら

知り合いの方のタイムラインに

「今日ラジオに出る」

との告知が出ていた。

 

先日、私の職場で会ったばかりである。

「ほうほう」

と思ったのだが

職場にはラジオはない。

 

はて？

 

と考えたのだが

まだ時間はある。

「そうよ、スマホで聞きゃいいのよ」

であるのだが

アプリを入れていない事に気がついた。

 

昔、ガラケーの時代には

親切にも

ラジオが聴け、テレビも観れたのであるが

このiPhone

多機能の様で実は肝心な所が抜けている。

 

と、思う私がアナログであり

現在はなんでもアプリを入れれば

OKなのである。

 

テレビは無理だけどね。

 

そこでノートで検索かけて

もっとも良いものを探そうとする

この悪しき根性は治せないものであろうか。

実に迷うのよね。

だって世界中のラジオが聴けちゃうアプリまである。

 

散々迷ってどんな番組だろうと

その放送局のサイトをのぞいてみたら

 

なんだQRコードあるじゃん。

 

普段滅多にラジオは聴かないし

彼が出る番組だけ聴ければいいのよ。

で読み込んで開けば

勝手にラジオが流れて来ました。

 

頃は良し。

始まりました。

流石FM

音が良いわ。

BOSEクワイエット30から流れて来る

彼の声は

 

なんだいつもと同じじゃん。

 

当たり前か。

 

ところがだよ

 

話してる内容が普段とそう変わらないのに

なぜかラジオから聞こえて来ると

「ほうほう」

と思わず引き込まれて真剣に聴いてしまう。

いえ

普段、真剣に聴いてないんじゃないのよ。

誤解なき様。

 

人間て不思議ね。

マスメディアを通すと

なぜか内容が大事（だいじ）に聞こえる。

実に不思議。

 

で、ふと気がついた。

今さ冬季オリンピックやってるでしょ。

公共放送さんの煽り方

異様だと思いません？

あれ、一般大衆の内

何十パーセントの人は

その気になっちゃうでしょ。

マスメディアの怖さよね。