ドアーズのこと。師走に一人懐メロも良いのよ。

クリスマスもアッという間に過ぎて

もうストライクの師走。

 

これは万国共通ですから

致し方ないのでありますが

無心論者が多い我が国でのクリスマス

先月のハロウィン

あの盛り上がりは異様であります。

 

それに比べ師走、正月は

私の印象ですがマスコミ主導に感じます。

 

と言うところで話変わって

突然

The Doors

 

アメリカの昔のバンドです。

確か1968年頃ヒットを飛ばしてました。

 

有名な曲としては

 

Light My Fire

「ハートに火をつけて」

 

でしょうね。

やっぱり。

 

キーボードの印象的な出だしで始まる

この曲はどなたも

一度は聴いたことあるかと存じます。

聴けば

「あ〜これ聴いたことある」

となるでしょう。

 

キーボードのイントロが終わった後

ボーカルのジムモリソンが

静かに歌い出す。

 

You know that it would be untrue

 

ピッタとした皮のパンツで

なかなかの男前。

(レコードのジャケットで知りました)

 

ワンコーラス歌い終わったら

キーボードの長いアドリブ。

続けてギターの静かに始まる

アドリブ。

これがまた長い。

そしてギターとキーボードの共演となり

盛り上がって終盤に

最初のイントロが流れ出し

またジムのボーカルが始まり

ワンオクターブ上げて

 

Try to set the night on fire

 

を何度か叫び曲が終わる。

いや、実際長い曲であります。

 

が、何度聴いても良いものです。

 

私にとっては名曲ですな。

ところで、このドアーズ、

 

良く映画のサウンドとして出てきます。

 

特にベトナム戦の絡んだ

時代背景の映画には良く使われます。

 

コッポラさんの

「地獄の黙示録」は有名ですね。

曲は The End でしたかね。

ぴったりハマって

その当時の文化を反映させる

少し退廃的な匂いのするボーカル。

それが選曲される理由でしょう。

 

そう、聴き方によっては

実に退廃的にも聞こえます。

世界の若者たちの流れを受けて

当時は我が国も騒然としておりました。

 

その少し前から始まった

学生運動にも象徴される

カウンターカルチャーの胎動ですね。

 

今はそのほとんどが

メインカルチャー化していますが

現代の人には想像もできないでしょう。

当時は多岐に渡る考え方、

それが認められない時代でした。

 

極論すれば。

「文化」へ全く違う角度から

アプローチをかける。

「文化」を根底から考え

既成のそれに

意義を唱え始めた頃だったのです。

 

カウターカルチャーを学生運動と

結びつけることも多々ありますが

それは違います。

 

政治信条とは無関係。

サイケなファッションでメット被った

学生活動家は見たことがありません。

 

右でもなければ左でもない。

ツールとしての

音楽の世界も同様でした。

英国の白いブルースから始まったロック。

それを「自由」の道具としての

使い始めだった気がします。

 

音楽の世界も

言わばカオス。

なんでもありの時代を造ろうとしていた。

 

まぁなんでもありとは言え

この頃のミュージシャン

ドラッグで急逝することが多かった。

そこら辺は残念ですけどね。

でも、急逝したから

「伝説」となって今に語り継がれる。

 

ジミヘン、ジャニス、ブライアン

このジムモリソンも同様です。

 

彼は「奇行」でも有名でした。

兎にも角にも

世の習いに堂々と逆行してのは事実です。

 

それが後々

 

今の「自由」を産み出すのでありますよ。

 

「自由」ってなんでしょう?

現在は「自由」過ぎてわからない。

彼らは音楽を通して既成概念と

対峙していたのです。

短い間でしたけど

灯した光は強烈でした。

 

だって

ジムも入れた活動期間は

ほんの数年。

それが今でも新鮮に聞こえ

耳に残り事あるごとに蘇る。

まぁ稀有なバンドではございます。

 

と、好き勝手に書いておりますが

実は当時はほんのガキ。

ロックに目覚めてからの

「上書き保存」でございます。

ごめんちゃい。

 

今年も終わろうとするこの日に

独り聴くナツメロ。

諸々の思いが浮かび

楽しいひと時であります。

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