「横浜」を考える。

横浜 Yokohama

 

この地名の響きには2種類ある。

 

まづ

「神奈川」

何故か都内に住んでいても

一種独特の感慨を持つ。

 

東京の響きにはない凝縮された都会感。

その一方で

情緒に訴える湘南だったり

鎌倉だったり。

 

しかし所在は

「神奈川県」

 

こう書くとチト印象が違う。

なんだかフツーになってしまう。

 

ここはズバリ「神奈川」と書くべきである。

 

だってカッペには通りが良いもの。

 

横浜

勿論政令指定都市にして

県庁所在地。

デカイ。

 

で、イメージするは

港。

それと

「垢抜けた」

「オシャレ」

すぐ思い浮かぶは

山下公園、港が見える丘公園、

外人墓地、元町。

 

同じ神奈川にありながら

横須賀、川崎とはだいぶ印象が違う。

 

実はね

都内に住んでる頃から

横浜にはあまり縁がなかった。

 

たまに元町行くと

時間によって

当時の京浜東北線のある駅が

女子で溢れる。

「すげぇな」

 

その一方で

拡大するのを予見した都市計画。

 

大昔付き合ってくれていた女子。

横浜在住。

で、たまに送って行くと

渋谷から田園都市線。

 

「えっえっ?」

 

だんだんと

人家の灯りがポツリポツリの風景。

勝手な「横浜」とのギャップに

多少戸惑いを覚えた。

 

そら、今は違うけどね。

勿論大住宅街になってます。

 

でも当時は

「マジ ここ横浜市内?」

でした。

 

それは後年の話。

 

小学校の頃

横浜から転校してきた山口くん。

私らは江戸でも下町育ち。

言葉がマンマ下町。

 

そこへ山口くん。

「ハマっ子」ね。

見事な横浜弁。

「お〜!」

ガキながらにもわかりましたよ。

で、憧れました。

 

語尾の「じゃん」ね。

 

真似する事は出来るけど

「生粋」じゃないとダメなのよ。

ガキの世界でも。

 

で、その横浜を遠く離れた今

「横浜」の2つのイメージの

解析のひとくだり。

 

1つはThe Yokohama。

大きく分類して「元町」風味ね。

もう1つは

 

港町が持つ共通のイメージ。

 

わかりやすく言えば

演歌の世界。

港町は古くからその手の歌に

良く出てきます。

で、同じ港町でも2パターンが

あることに気がつきました。

 

北から

「は〜るばる来たぜ函館ぇ〜♪」

あそこ、行きましたけど

何故はるばる行かなきゃ行けないのか

チョイと理解に苦しみます。

 

小樽もそう。

「小樽の女」

確かに小樽には女性もいらっしゃる。

で、なんでわざわざ小樽の女(ひと)

を歌わなきゃいけないのか

意味わかんない。

 

ここまではどちらかと言えば

私らが持っているイメージは一つ。

今も変わらぬ「港町」。

 

そしてここからがややこしい。

 

中飛ばして

神戸。

 

これまた横浜と同じで

二面性を持っている。

 

演歌で言えば

前川きよしさんの

「そして神戸」

 

なぜタイトルが接続詞から始まるのか

いまだにわからないのだが

 

「泣いてどうなるのかぁ〜♪」

 

不思議と日本人の心を揺さぶる。

 

「そして一つがお〜わりぃ〜ぃ♪」

 

名曲ですな。

でも、歌詞の内容は理解できません。

整合性に欠ける。

 

で、町はと言いますと

三ノ宮に代表される

見事な大都会。

超弩級の金持ちがいそうな

芦屋。

 

例を挙げればキリがありませんから

冒頭に帰って

横浜。

 

これ、実にわかりやすい分類方法を

思いつきました。

 

発音でYokohamaとヨコハマを分類する。

 

「ヨコハマ」をそのまま発音しなくて

発音する前に

小さく「ィ」を入れる。

 

「ィヨコハマ」

 

発音してみて。

 

どお?

いきなり違う「横浜」に引きずり込まれる。

 

でしょ?

 

実にわかりやすい分類方法。

 

すいません。

戯言です。

お付き合いありがとう。

 

アイキャッチは崎陽軒さんのHPです。

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